似合うモノ ページ7
行きつけのドレス屋へ行くと、すでに森さんが手配していたのか私達の顔を見て店員さんが近づいてきた
「森鴎外様の御息女の森A様ですね」
「御息女?」
「ふーん、森さんの娘って事ね」
養女になったって事か
幼女だけに、なんてね
「……綺麗」
「ありがとうございます。当店では様々な品が____」
「お、これとか似合いそうだな」
そう言って中也が赤のドレスを取ってくる
「は?何言ってるの?Aちゃんは星が好きなんだから黄色でしょ」
そう言うと中也は私を睨む
「あ、あの?」
「ほら、店員さんが困惑してるでしょ?これが良いの」
「いいや!これだよな!A!」
そう言っているとAは私達を見て
「太宰様、中原様、店員さんの迷惑です。この方も心拍数が過度に早いです」
そう言って感情のない目で見られた
「……ごめん」
そう言って私は一度ドレスを戻す
「……ちっ、Aはどんなのがいいんだ?自分に似合いそうな物とか」
そう中也が聞けばAちゃんは首を傾げる
「私に似合うモノ……黒でしょうか?森さ_____お父様はそう仰っていました」
「へー、首領が」
自分のことお父様って呼ばせてるんだ、へー
「はい、ですので黒がよろしいかと」
「今日は一着って言われてたからそうしようか。ではこれを_______」
そう言って店員さんに渡した瞬間、窓ガラスが全て割れた
「見つけたぞ!アンヌ!」
その声と共に男達が入ってきた
幸い私達は中央にいたおかげで飛んでこなかったがレジに居た店員さんが重症
それよりも、Aちゃんを守らないと
そう思った瞬間、Aちゃんが立ち上がる
「……太宰様、殺しますか?泳がせますか?逃しますか?」
そう聞かれて私は一瞬迷ったが
「殺せ」
そう言った瞬間、破れたガラスが彼女の周りに浮き始めた
「手前、なんで」
「しー……黙ってみておきたまえ」
そう言って私達は一度下がった
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リュカ(プロフ) - げっかじゅうさん» 本当ですか!もし可能なら私のボードで違い人に説明しているので良かったら見てみてください。参考になるか不安ですが…… (2019年11月17日 18時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
げっかじゅう - イメ画を描いてみたのですがどう送れば、、 (2019年11月17日 14時) (レス) id: c10d1d2bf8 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 桐箪笥さん» 大丈夫ですよ〜ありがとうございます (2019年11月7日 6時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
桐箪笥(プロフ) - すみません、どう3人が成長がではなくどう三人の関係がでした… (2019年11月6日 19時) (レス) id: c5094549cd (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» ありがとうございます!頑張りますね〜 (2019年11月6日 19時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュカ | 作成日時:2019年10月19日 12時