【月島蛍】恋は優しいラッピング。

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(月島 side)






「これ、マカロン？」


『授業で作ったんだけど、仲良い人に渡してみてっていう課題で、蛍くんが頭に浮かんだんだっ』


「僕に.......っ」






思わず彼女を抱きしめた。

あんなに酷いこと言ってしまったのに、

仲良い人という言葉を聞いて僕のことが浮かんだって。



ふにゃっと微笑んで、

彼女は一緒に食べようと言った。






『どうかな〜？』


「うん、いいんじゃない？」


『ふふっありがとう！蛍くん甘党だから気に入ってくれるかなって思ったんだよ〜。』


「それはどーも。」






僕は、彼女の笑顔や優しさに惹かれたんだろう。

他の女子とは違ってベタベタしたりキャーキャー騒いだりしないところ。




『あっあのね。私もこの前、蛍くんが女の子と笑って話してるのみて....モヤモヤしたんだ。』


「....あれは...愛想笑い。ああいうの嫌いなんだよね。ってか、愛想笑いくらいわかるでしょ」






僕が女子と話しててモヤモヤって....。

僕と同じ。



もしかして...Aも.....。

そう思ってもいいのだろうか。









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