【月島蛍】いつものお客様。

coffee 17 ページ13

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_________ﾁｭﾝﾁｭﾝ









鳥のさえずり。


今日は朝練があって早起き。


別に早起きは嫌いじゃない。好きでもないｹﾄﾞ。









「......はぁ..」








今年はやけに寒い。


そろそろ雪降りそうで王様達が騒ぎそう。面倒臭い。









今日はいつもより早めに家を出たから、


あの喫茶店の前通ろうかな...


もしかしたらあの人いるかななんて心のどこか端っこの方で思って歩く。









あぁ。いた。矢吹さん。


背が高くてスタイルがいいから目立つ。


僕からみたら小さいんだｹﾄﾞネ。


目が合って無視するのも感じが悪いと思いお辞儀だけして通り過ぎようとしたら、









？「おはようございます。今日すごく寒いですよね
〜〜」









まさか話しかけられるなんて。


たくさんお客さんがいる中で覚えててくれてるもんか。









「あ、どうも..。僕のこと覚えてくれてたんですネ。」



？「すごく身長が高いので(笑)あ、あと！私のショートケーキ食べてくれたから...」









それは君もネ。









「あ〜....そうですか。」



？「部活...ですか？..ほらジャージ！」



「まぁ...。バレーやってて。」









興味津々なのかわからないｹﾄﾞ、


頭から足の先まで目が動いている。


そんなにみられても困るカラ。









？「朝からお疲れ様です！通りで身長高いわけですね！私も高いですけどそんなに見上げたことがないので...」



「どーも。...寒いなら中に入ったらどうです？風邪引いたら困るだろうし。」









そのまんまの意味で店内に手を向ける。









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