そ う る − と

おいかけて *非公開になってましたごめんなさい ページ9

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そして次の日の放課後。




友達「じゃあねーA」

友達「気を付けてねー」


「はーい」
　


クラスの友達に返事を返しつつ教室を見渡すも、奏くんが見当たらない。
　


帰っちゃったかなぁ…。
　

いや、急いでバス停に行けば追いつくはず。
　


そう思って早足で校舎をぬけて校門を出ようとして、




「あ」
　

校門に寄りかかっている奏くんを見つけた。




奏「遅い」


「え、あ、ごめそ」
　


まさか待っててくれていたとは…。
　

つーか寄りかかってるポーズも様になってますね！

イケメンって何をしてもカッコイイですね！
　

ちょっと写真撮りたかった。









*







「いやー、それにしてもさー」
　

歩き始めた奏くんを追いかけるように私も足を動かす。



「奏くんってホント女の子と話してないねー」


奏「しょーがないでしょ。あんな噂が流れればそうなるよ」



「そうかな」


奏「Aちゃんがおかしいの」



「おかしい！？」
　


おかしいかな私…。
　

いや私がおかしいにしても女子が近寄らなすぎる。




こんなイケメン君なのに。



こんなイケメン君なのに！！！！

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