検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:67,680 hit

26 ページ26

「 …まっ!!!やま!!北山!!! 」


懸命に誰かに呼ばれてる気がした


あれからどのくらいの時間が経ったのだろう


そんな事は把握出来ぬまま 俺はゆっくり目を開けた


F「 北山!!!! 」

Ki「 …ふじ…が…や? 」

F「 いい加減にしろよ!!!心配させんじゃねえよ!!!! 」

Ki「 … 」

F「 ふざけんな…北山の事が心配なんだよ……弱いから…北山は弱いから 」


悲痛な叫びを聞いた



俺は弱い…



そんなの俺が一番分かってるよ


Ki「 ごめん… 」


藤ヶ谷の目から 一粒だけ涙が溢れた

それ以上彼は泣かなかった


Ki「 …有難う 」



俺にはこいつが必要なんだな


今更そんな事に気付いた


だから今までの有難うを ここに詰め込んだ

これからの有難うは…これから言おう




F「 …もういいや… 」

K「 え? 」

F「 もういいやって…何? 」


俺そんな事言ったんだっけ

その言葉が 、藤ヶ谷をここまで走らせたんだ


Ki「 …もう諦めようと思う…こんな片想い、醜いだけなんだよ… 」

F「 … 」

Ki「 お前らが期待してくれてるのは分かってるし ずっと気遣わせてる事も分かってる…だけど無理なんだよ…大倉に俺の気持ちは届かない…このままだと俺は大倉を好きになった事後悔する…そんなの嫌なんだよ… 」

F「 …そっか……北山がいいと思ってるならそれでいいんじゃねえの? 」


藤ヶ谷はそれ以上何も言わなかった


俺は時々 こいつが分からなくなる



お前の気持ちが知りたいよ

きっと本当はそんな事思ってないんだろ?



勿論そんな事が 聞けるわけもなかった

27→←25



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
132人がお気に入り
設定タグ:倉北 , 藤北 , Kis-My-Ft2
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠 花 . | 作成日時:2016年3月12日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。