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何も起こらぬまま
ただ悪戯に月日は流れた




そんなうちに 関ジャニ∞はデビュー9年目にして
アイドル誌を卒業してしまった



俺は大倉へ
届かない最後のメッセージを送った


‘‘ 大倉へ
かれこれ7年、文通してますね。
キミは卒業してしまい、大人になってしまった気がします。
いつでもオレに会いに戻ってきていいですよ。じつは寂しがってるの、知ってます。
これからも伝言板続けたいね。 ’’


そう綴った


大倉がたまたまこの雑誌を手に取り
読んでくれたらいいな


なんて思った

いや別に、直接伝えれば良い話だけどね?
そんなの照れくさいじゃん





偶然か必然か
その雑誌が発売され数日後に
また大倉と呑みに行く事になった


O「 あれ読んだで〜 」

Ki「 ん? 」

O「 伝言板 」

Ki「 えっ… 」


急に頭が真っ白になる

読んでくれたらいいな

勿論 そう思っていた


だけどそれは あまりにも突然で
驚きと 嬉しさと ドキドキで
感情はグチャグチャだった


O「 …変な顔なってるで? 」

Ki「 えっ あっ… 」

O「 お前ほんま俺の事好きやねんな〜! 」


大倉は
どんな気持ちであれを読んだのだろう



どんな気持ちで今 笑ってる?

本気で 好きだ なんて
言ってもどうせ信じないだろう

冗談だろ って笑うだろう

どうして今 今になって
想いが止まらないんだろう



今のままで幸せだって
何度も自分に言い聞かせたのに

どうして俺は




彼を好きになってしまったのだろう





Ki「 …ごめん 俺帰るわ 」


止まらない想いは行き場を失い
俺は逃げる事を選んだ


O「 ちょっ…北山! 」


大倉の声すら耳に入らないくらい 夢中で逃げた




気付けば俺は 泣いていたんだ

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作者名:瑠 花 . | 作成日時:2016年3月12日 17時

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