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ガチャ
勢いよく扉を開けると 驚いた様子の6人
2「 どうしたガヤ… 」
俺は少し テンションを間違えたのかもしれない
だけどそんな懸念より先に俺の口は動いていた
F「 大倉くんに会った 」
口角が上がるのをどうにか抑え
俺は一つ残らず全てを話した
勿論 大倉くんが照れながら語っていた事も
大倉くんすみません！
黙ってるなんて俺には無理っす
心の中で手を合わせ謝った
一通り話し終えると
北山は 少し恥ずかしそうに笑っていた
2「 ミツ〜！良かったじゃん！！ 」
S「 やっぱり両想いなんじゃない？ 」
そんなメンバーの言葉に
ますます顔を赤らめる北山
そんな様子が嬉しかった
(Ki side)
大倉の話は勿論嬉しかったけど
俺はそれより
藤ヶ谷が嬉しそうに話してくれる事が
一番嬉しかったんだ
有難う…
声に出さずに呟いた
6人は決して
告白しちゃえ！
なんて 軽はずみには言わなかった
だけど薄々感じてはいた
きっとみんなは
俺らが結ばれる事を期待してくれている
それでも俺に勇気が無いのは
大倉との関係を壊してしまうのが怖いから
告白した事で
大倉に距離を置かれたら
二度と『親友』に戻れなくなったら…
そんな事になるくらいなら
今のままの関係でいたい
今のままで俺は 十分に幸せだった
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作者名：瑠 花 . | 作成日時：2016年3月12日 17時
