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(F side)

表情一つ変えないように見せたけど
本当は驚いた

苦しんでいた北山を想ったら
胸が締め付けられるようだった


F「 苦しかったね… 」


でも

恋する事
相手が男だとしてもそれは

悪い事なんかじゃないよ

隠す必要なんかない


F「 もう悩まなくていいから… 」


そう言って俺は
まだ止まらない北山の涙を指で拭った



このまま俺のモノになっちゃえばいいのに
俺なら泣かせたりしないよ?


なんて
ちょっと意地悪な事を思った


別に北山を奪いたいわけじゃないけどね

ただ泣いてる北山を見たくなかっただけ




(Ki side)

藤ヶ谷は多くを聞かなかった

それが今の俺には有難くて


Ki「 おおくら… 」


俺は自ら相手を教えた



藤ヶ谷は何故か 少し嬉しそうに笑った

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作者名:瑠 花 . | 作成日時:2016年3月12日 17時

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