#04 思い出と写真 ページ6
来てしまったな。雨宮家に………何もなければいいが…
湊「ここに来るの久しぶりだね。月。」
「そうか?ここに来た記憶なんて……………」
確か…………湊が俺に「大きくなったら結婚しよ」って言ってたような……
湊「ッ!///」
「湊?顔赤いけど、どうした?熱でもあんのか?」
湊の顔に手を伸ばそうとしたら湊がまた赤くなった。
「湊………やっぱり風邪じゃないのか?」
湊「ち、違う………え、えっと……その…"大きくなったら結婚しよ”って言ったかもしんないけど……小さい時の約束だから………わ、忘れてくれる?……///」
「?分かった。」
なんで忘れてなんで言ったのだろうか。今の俺のは意味がわからなかった。
湊「い、家の中入ってからゆっくり話そ?その事は……ね?」
「分かった。」
執事「坊っちゃん。客人を連れてくる時は前日に連絡を………」
湊「うるさいなぁ……月はケガしてんの。手当するから連れてきたの。」
執事「……………………」
睨んできてるな………まぁ怪しまれてもおかしくねぇか………
「何か顔についてます?」
執事「チッ…いえ何も。」
湊「月僕の部屋に行こ。」
「分かった。じゃ。」
執事に向かってお辞儀をする。それから湊について行った。
「広いな……」
湊「そう?慣れればそこまでじゃないよ。」
俺はある写真に目を止めた。まるでここじゃない別の世界のような写真だったからだ。しかも何処か「懐かしい」ような感じで…………
湊「どうしたの?」
「いや、何もない。」
湊「もう少しで僕の部屋だよ!」
「あぁ。」
でも何故、懐かしいって思ったのだろうか……意味がわかんないな……
湊「着いたよ!早く手当てしよ!」
「ん……?あぁ…」
湊「座っていいよ。 なんで月って感情がないの?」
「感情か……なんでだろうな。俺もよくわかんない。」
本当は、心とかはいらないんだ。仕事の邪魔だから。
湊「そっか。はい。出来たよ!」
「ありがとう。」
((コンコン))
湊「誰だろ。はーい!」
??「入るぞ。」
敵か?だったら―――。
湊「父さん!?帰ってきたの!?」
湊の父親か…………
湊父「あぁ……」
湊の父親がそう言ったあと此方を向いた。
湊父「君が……"白柳 月"君か?」
「えぇ。お初お目にかかります。雨宮 少路(アマミヤ ショウジ)様。」
あぁ…。やっとだ。
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天羅(プロフ) - 青い氷さん» それは…どうかな?(*^^*) (2022年7月25日 11時) (レス) id: 7d113c2637 (このIDを非表示/違反報告)
青い氷(プロフ) - いや、助かっていてくれ… (2022年7月25日 11時) (レス) id: 4b489d29bb (このIDを非表示/違反報告)
天羅(プロフ) - 青い氷さん» お主………そうか……青なのか…… (2022年7月3日 10時) (レス) id: 7d113c2637 (このIDを非表示/違反報告)
青い氷(プロフ) - なんか知らぬ間に増えていたwどうもこんにちは、天さん。青い氷だよ☆(...察してください) (2022年7月2日 22時) (レス) @page5 id: 76e242a4de (このIDを非表示/違反報告)
天羅(プロフ) - RUっぴさん» ありがと! (2022年7月1日 17時) (レス) id: 7d113c2637 (このIDを非表示/違反報告)
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