―目立つから― 1 ページ13
赤「今までどこで何してたんだ。」
少しだけ冷静さを取り戻した征は早速とばかりに俺を質問攻めにしてきた。
貴「今までは前に話した通り、アメリカにいたんだ。」
日本に帰ることはできなかったけれど、向こうの学校に通うことはできたし、昼間も外に出してもらえたから、ストバスによく行った。
赤「なんで…今までなんの連絡もくれなかったんだ…?」
貴「…それは…ゴメンとしか言えない。」
とりたくてもとれなかったなんて言ったら、征は理由を求めてくるだろう。
それに、そんなものはただの言い訳だ。
赤「…じゃあ、なぜ再会してすぐに自分のことを話さなかった?そもそも白夜悠斗と名乗ったのは何故だ。」
貴「…俺が、もう赤司悠一じゃないから。」
赤「…?」
貴「七年前、俺は白夜の家に引き取られて、白夜悠斗になったんだ。」
父さん…赤司現当主はもともと俺が嫌いだった。
理由は簡単。俺があの人の本当の息子じゃないから。
異父兄弟。
征と俺は父親違いの双子だった。
特殊なケースだが、条件を満たせば、双子でもそういう事は起こるらしい。
本当の父親が誰なのか、俺も知らない。
それでも母さんが生きていたころは扱いに差はあったものの、赤司の家の人間として暮らしていた。
でも、母さんが亡くなり、庇うものもいなくなった俺は、赤司の家の血を引かない邪魔者として、白夜の家に引き渡された。
だけど、征はそのことを知らない。
貴「まあ…言ってしまえば僕はもう君の兄でもなんでもなかったね。ごめん赤司く…赤「悠が。」…。」
赤「いや…悠斗が、赤司か白夜かなんてどうでもいい。」
貴「え…?」
赤「お前はお前だろう。俺の…俺にとってこの世で一番大切な人だってことに変わりはない。」
貴「…!」
赤「俺は…お前に傍にいて欲しいんだ…悠斗。」
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白苺†黒蜜(プロフ) - てんちゃんさん» てんちゃん様、はい!テストも終わったので頑張って更新したいと思います!続編もどうぞお付き合い下さいm(__)m (2013年5月18日 19時) (携帯から) (レス) id: 16a86d3898 (このIDを非表示/違反報告)
白苺†黒蜜(プロフ) - 瑠依さん» 瑠依様、楽しみにして下さってるんですか!?ありがとうございます!頑張って更新します! (2013年5月18日 19時) (携帯から) (レス) id: 16a86d3898 (このIDを非表示/違反報告)
白苺†黒蜜(プロフ) - 漆やさん» 励ましありがとうございます漆やさん! はい、頑張って更新したいと思います(^^) (2013年4月28日 19時) (携帯から) (レス) id: 16a86d3898 (このIDを非表示/違反報告)
白苺†黒蜜(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます鈴さん! そう言ってもらえると嬉しいです。 (2013年4月28日 19時) (携帯から) (レス) id: 16a86d3898 (このIDを非表示/違反報告)
漆や(プロフ) - 更新頑張ってください。続きが楽しみです (2013年4月28日 19時) (レス) id: 50ee23c416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白苺†黒蜜 | 作成日時:2013年4月22日 0時