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え.ろ甘カレシ41…*** ページ41

―――――征十郎side



Aと手を繋ぎ、空港を出るとそこは見慣れない土地、アメリカ――――

小さい頃に英語力を養うとか何とかで

2ヶ月ぐらいホームステイさせられて以来のアメリカの地である

横をチラッと見ると「変わらないなぁ…」なんて呟きながら笑顔を浮かべるA



征十郎「…で、最初に何すればイイんだ?」



A「あ………そうだよね…勢いで着ちゃったけど………
  とりあえずお父さんに電話してみるね」



………そういえばAとこういう風に旅行したのは初めてかもしれない

何だかんだ言って高校卒業までは近場だったし

その後もお互いに忙しくて旅行なんて出来たもんじゃなかった

………着いた時のAの笑顔、すごくワクワクしているような笑顔…―――――

Aは本当はこういうこと、したかったんじゃないかな―――



A「まず、手配してあるホテルに来てだって
  …征十郎?ねぇ、聞いてる?………せーじゅーろっ!!!」



征十郎「えっあ、……ゴメン」



A「もぉ……何かね?手配してあるホテルに来て、って言われた
  ボーっとしてたけど大丈夫?具合悪い?」



征十郎「いや、そういう訳じゃない、大丈夫」



「ほら、タクシー捕まえないとね」なんて言ってみて誤魔化し

怪訝そうなAの顔を見て見ぬふりをして、歩き出す



A「………私は、こういうの憧れてなかったわけじゃないけど…
  でも、征十郎が一緒に居てくれたから、それだけでも満足だよ?」



征十郎「え?」



A「…征十郎のことだからさ、どうせ
  今までこういうことしてきてなかったなぁ…とか考えてたんでしょう?(クスッ」



征十郎「何で分かっ……」



A「征十郎のことは何でもお見通しですよー?(笑)
  でももし、本当にそう思ってるなら……
  イイ機会なんだし、この旅行でいっぱいいっぱい思いで作ろ?」



ね?なんて言って俺の手を掴むA

どうしても制御できなくて、人前とか気にせずAを抱きしめる



A「わっ…!?」



征十郎「ありがとう………そうだな、Aの言うとおり…
  忘れられないぐらいの思い出作ろうか」



チュッと軽くおでこにキスを落とせば

さっきまでの凛々しい態度は何処へ行ったのか…真っ赤になっていくA



2人で言っていた「思い出」がこんなにも大きなものになるとは知らずに…――――

え.ろ甘カレシ42…***→←え.ろ甘カレシ40…***


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エナ - すっごく良かったです最後なんで本当に感動しましたありがとうございました (2018年8月11日 9時) (レス) id: eaa0d175bc (このIDを非表示/違反報告)
からくり人形 - 完結おめでとうございます!!!もう、ほんと最後は感動しました! (2015年9月27日 13時) (レス) id: 2401e5d63a (このIDを非表示/違反報告)
三日月の亂 - 完結おめでとうございます!!もう感動して結婚式の時泣いちゃって……!とても感動しました!! (2015年7月24日 11時) (レス) id: 5591b1b330 (このIDを非表示/違反報告)
死神 - あと完結おめでといございます (2015年5月3日 16時) (レス) id: 25f9b3d7e1 (このIDを非表示/違反報告)
死神 - とても面白かったです赤司様のエロやばかったです (2015年5月3日 16時) (レス) id: 25f9b3d7e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドルシェ | 作者ホームページ:   
作成日時:2014年5月4日 21時

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