え ろ 甘 カ レ シ 【赤○】

え.ろ甘カレシ３…*** ページ3

―――――征十郎side



執事の名前「……では、１度休憩に致しましょう
　 お茶を持って参ります」



征十郎「あぁ、ありがとう」



広い豪華な書斎に、俺と執事

何か落ち着かない最近の日常空間

赤○家を正式に継ぐべく、様々なことを勉強し始めた俺

父から譲り受けた本は全て読み、今は個人レッスンのようなもの

無駄にふわふわした椅子の上で伸びをしていると

机の上に置いてある携帯がヴーヴーっと震えだす

表示名は「A」

その文字を見ただけで笑みがこぼれてしまうんだから、俺は相当なA依存者だ

…………別にかまわないんだけど、むしろウェルカムだけど←



――――征十郎へ

そろそろ休憩の時間かなぁって思ってメールしてみたよ!!

お勉強、お疲れ様です

私は今、雑誌の撮影が終わって車での移動中です

今日は珍しく早く帰れそうだから、夜ご飯作れるよ!!

何がイイか考えといてね？

この後も頑張ってね!! A



何か食べたいもの…か

Aが食べたい―――なんて言ったら怒られるかな？(クスッ

お互いに忙しい今、２人でいられる時間は高校時代より短いかもしれない

それでも毎日満たされているのは、お互いのことが分かっている証拠なのか…―――



執事の名前「本当に坊ちゃんは、A様のことがお好きなのですね(微笑」



征十郎「……執事の名前…いつから見ていた」



執事の名前「坊ちゃんがメール見ながら、微笑んでいた頃合いにはもう」



征十郎「顔に出ているなんて俺はまだまだだな……」



執事の名前「常に顔に出さない…と言うのは大事ですが
　 A様には素直なままで、私は宜しいと思いますよ」



紅茶を飲みながら続きを始めましょうか

という執事の名前の声を聞きながら、さっきの言葉を頭の中で繰り返す

―――Aには素直なままで、か……

そうだ、今日は久しぶりにAに湯豆腐を作ってもらおう…

なんて思いながら俺の午後は始まった

え.ろ甘カレシ４…***→←え.ろ甘カレシ２…***

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