【APH】ヘタリアでコルコル。

☆笑顔が見たい。　　＊ロシア＊　その2 ページ14

ロシア「部屋に戻っちゃうの？もう少しここで飲もうよ？」

A「嫌だ。だってどうせここにいてもからかってくるし」

ロシア「もうからかわないから、ね？」

A「……」

ロシア「だから此処にいてくれないかなぁ…？」



――――僕、1人でいるのが怖いんだ。


――――慣れてるつもりなのに、ね。


――――やっと見つけたんだ、向日葵のように明るい君を。


――――絶対に離れたくないし、離しなんかしない。




A「え？」

今のはなんだろうと思うA。
幻聴？それとも…


ロシア「うん？どうしたの？そんな驚いたような顔して」

A「いや…なんというか…」

改めてロシアの顔を見ると、
とても悲しそうな顔している気がした。
普段だと悲しそうに見えないような表情が、
なぜか悲しそうな表情として見えた。

A「…気が変わった」

ロシア「ん？」

Aは再び椅子に座る。


ロシア「…座ったってことは、もう少し此処にいてくれるってことでいいのかな？」

A「うん」

ロシア「そっかぁ〜。嬉しいな」

再び笑顔になるロシア。

ロシア「あ、そうそう。さっきの向日葵で思い出したんだけど、
　 向日葵の花言葉って知ってる？」

A「うーん…今思えば知らないなあ…」

ロシア「じゃあ教えてあげるね！向日葵の花言葉は"憧れ""熱愛""光輝""愛慕"なんだ〜！」

A「へぇー…」

ロシア「向日葵の花言葉にはさ、僕からAへの思いがほとんど詰まってるよね〜」

A「…憧れ？」

ロシア「うん。僕にとって君は憧れの人だよ」

A「…光輝？」

ロシア「だってAの笑顔とっても明るいし、僕はAの笑顔が一番好きだよ」

A「愛慕…？」

ロシア「うん、その通りだよね」

A「気になってたから最後にしたけど…熱愛…？」

ロシア「うん！」

とても笑顔で頷いて答えるロシアを見て、
また顔が赤くなるA。


A「…そっか。ありがとね。私もロシアが一番好きだよ」

ロシア「…あははっ、嬉しいなぁ」

笑いながら言うと、
Aに顔を近付けてキスをする。



ロシア「僕の方がAに対する気持ちのほうが上だから、ね？」

――――愛してるよ、これから先もずっとね。



この2つの言葉がAに聞こえてきた。
1つのほうは幻聴なのかそうじゃないのかはっきりわからないから、
私の耳がおかしいだけなのかもしれないけれど。




A「私も、愛してる」

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