武装探偵社の少女は太宰治にセクハラされてるらしい【文スト】

15話　前職 ページ17

中島「そういえば皆さんは探偵社に入る前は何を?」


中島さんがそう口にしたとたん先程まで騒がしかった空気がシーンとなる。中島さんは、キョトンとしていた。そんな中太宰さんが口を開く。


太宰「何してたと思う?」

中島「へ?」

太宰「なにね。定番なのだよ、新入りは先輩の前職を中てるのさ」

『懐かしいですねぇ。私もやりました。』


あの時は太宰さんの前職が分からなかったですね。なんと云うかあの頃は、太宰さんが少し怖かったンですよね。イマイチ何考えてるか分からなかった。今も分からないですが。
私が昔の事を思い返していると中島さんが、谷崎さんとナオミちゃんの前職を中てたらしい。


太宰「やるねぇ。じゃあ国木田君は?」

国木田「止せ、俺の前職など如何でも＿＿＿＿＿＿＿」

中島「うーん。お役人さん?」

太宰「惜しい。」


中島さんが答えを出すも外れた様子。惜しい所まではいったんですけどねー。


太宰「彼は元学校教諭だよ。」

『因みに数学の先生です。』

中島「へえぇ！」

国木田「昔の話だ。思い出したくもない」


中島さんは、驚いたようだけど、納得したような表情だった。


太宰「じゃあ、次。Aちゃんは。」

『私誰にも前職教えてませんよ。』

太宰「フフ。私はAちゃんのこと何でも知ってるからねぇ。」

『うっわー』

太宰「ガチで引かれた」

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