オッドアイ少女の泡沫

第155話 なりきり ページ29

瑞希(何処がよ！皆、僕のこの言葉に反応するし！)

紫姫(分からないのね…。貴女、本当に鈍感にも程があるわ…)

瑞希(何よ！)

ドクター｢貴様、イケメンだな！イケメンなど｣

また姿を歪ませ、

ドクター｢この世から消えてしまえ！｣

アキノリ｢今度は義経になった?!｣

義経とドクターカメレオンは剣を抜き、ぶつかり合う。

瑞希｢僕もやるか！｣

手に水の力を集中し、【水刀】を作り出す。

ヒカリ｢何それかっこいい！｣

瑞希｢義経！｣

義経｢瑞希?!…わかった！｣

義経は後ろへさがる。

瑞希｢はぁぁ！｣

義経が後ろへさがったとき、ドクターカメレオンに切りつける。

ドクター｢ぐぁ！｣

瑞希｢女だからって僕を舐めにゃいで欲しいにゃ！｣

僕は、刀片手にドクターカメレオンを見る。

ナツメ｢何で瑞希の攻撃が全部通るんだろう？｣

アキノリ｢…そうか！分かったぞ！ウィスパーアークホルダーを！｣

ウィスパー｢ハイでうぃっす！｣

アキノリはアークホルダーからあるアークを取り出す。

アキノリ｢ケースケ！この妖怪を召喚だ！｣

そう言って、あるアークをケースケに投げる。

ケースケ｢わ、分かった！俺の友達！出てこい！ジュニア！｣

ジバニャン｢じーたん！だぜ！｣

アキノリ｢ドクターカメレオン！ジュニアと変身勝負だ！｣

ドクター｢いいだろう。で、お題は？｣

アキノリ｢ふふ、お題はウィスパーだ！｣

ウィスパー｢うぃす?!ほほう、この妖魔界1位のダンディーがお題ですか！｣

ジュニア｢じーたん、嫌だけど、うぃす、なる。ぷぅー｣

ウィスパー｢今なんて?!｣

ドクター｢醜い姿は嫌だが｣

ウィスパー｢聞こえてますよ！｣

ヒカリ｢分かる！｣

ウィスパー｢あーた達ね！｣

瑞希｢あはは…｣

ドクターカメレオンもウィスパーになると、

アキノリ｢今だ！ジバニャン！｣

ジバニャン｢オラオラオラ！｣

ドクター｢ぐぁ！｣

ドクターカメレオンは簡単に倒される。

アキノリ｢ドクターカメレオンはコピーした妖怪の強さもコピーする。つまり、クズで無能でダメダメなウィスパーをコピーすれば戦闘力はほぼ皆無って事だ！｣

ナツメ｢なるほど！｣

アヤメ｢アキノリくん、頭いい！｣

アキノリ｢いやぁ、それほど見でも！｣

アキノリは鼻の下伸ばしまくってる…。すると、ドクターカメレオンはライトサイドに戻る。

瑞希｢あ、ドクターカメレオン！｣

ドクター｢ライトサイドの時はレオンだ｣

第156話 事実→←第154話 ウザイ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す