第337話 弱々しい声 ページ2
A「よし!出来た!」
オーブンから取り出して粗熱を冷ましていると…
〜〜〜♪
A「あ、電話」
僕は電話をに出る。
A「もしもし?」
拓也『姉ちゃん、怪奇案件』
A「それならさっきあった」
拓也『それで?』
A「排水溝から出てきた妖怪を凍らせたら消えた。それとチョコを食べられた。そっちは?」
拓也『元凶探し』
A「まぁ頑張れ〜」
拓也『おう』
そう話して、僕は電話を切る。
A「さてと…お?円堂か、どうしたんだ?」
円堂が厨房へやってくる。
円堂「なんかチョコの匂いがしてな!もしかして、黒姫が作ったのか?」
A「うん。チョコではないけど、ココアで作ったケーキだよ。良かったら食べる?」
円堂「いいのか!」
A「食べる為に作ったんだからいいに決まってるじゃん」
そう言いながら切り分け、円堂に渡す。
円堂「サンキュ!」
そして円堂は一口食べる。
円堂「美味いな!」
A「ありがとう」
僕達は笑い合う。
円堂「………なぁ…黒姫…」
A「なに?」
円堂の声は少し暗い。
円堂「俺…キャプテン向いてるのかな…」
A「…急にどうしたんだ?円堂らしくない」
円堂「俺…チームのこと、何も分かってなかった…。鬼道はチームを守る為に動いたのに…俺は…何も出来なかった…」
A「…………」
円堂「みんなの理想のキャプテンに俺は…慣れない……。俺…どうすればいいのか…分からねぇよ……」
最後は弱々しく…泣きそうな声の円堂。
第338話 お悩み相談所──────円堂編→←第336話 恨みのバレンタイン
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スイジュ(プロフ) - 不動ガゼルさん» ありがとうございます!出来るだけ早く更新できるよう、頑張ります! (2019年9月18日 13時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
不動ガゼル - とても面白いです!続きがスゴく気になります!更新、頑張ってください! (2019年9月17日 22時) (レス) id: d6053f6f59 (このIDを非表示/違反報告)
悠舞(ユウマイ) - こちらも嬉しいです! (2019年9月2日 21時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 悠舞(ユウマイ)さん» ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです! (2019年8月26日 15時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
悠舞(ユウマイ) - この作品好きなので更新されるたびに見に来ています!とても良い作品です! (2019年8月26日 0時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)
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