サッカー少女の告白

第239話 可愛いもの ページ18

A｢一点決まったけどこれはまだ前菜…｣


そろそろ中国が本気を出す。

明日人くんがまた剛陣くんにボールをパスすると…


ハオ｢必殺タクティクス『みんなでキョンシー』！｣


中国代表達は全員でキョンシーのフリをして、マンツーマンのマーク。


A(あ…ピョンピョンしてて可愛いかも…)


なんだろう…ハオくんが僕のマークに回ってるから小動物みたい…。


A(だ、抱きつきたい…)


少しうずうずするけど…何とか我慢…。


ハオ｢？どうしたの？Aさん｣


ピョンピョンしながらハオくんは僕に聞いてくる。


A｢あーもーダメー！｣

ハオ｢うわっ?!?!｣


ごめんね！もう我慢できないの！


A｢可愛い！｣


我慢できなくてハオくんに抱きついて、頭をナデナデする。


ハオ｢く、擽ったい｣

野坂｢A…今は試合中だよ｣

A｢あ、ご、ごめんね！｣


野坂くんの言葉で僕はﾊﾞｯとハオくんを離す。


シン｢相変わらず可愛いものが好きだな｣

ルウ｢そこが可愛いけどね｣

A｢うっ……｣


すると…


灰崎｢『パーフェクトペンギン』！｣

A｢あ…｣


灰崎くんは必殺技を打つ。だけどそこからゴールまでは結構遠いのでキーパーに止められる。


ハオ｢またペンギンか。芸がないな｣

灰崎｢何っ！｣

A｢あはは…確かにペンギンはいろんな人が使ってて飽きたけど…｣←

光｢Aさん…そういうことは思っても言っちゃダメだよ…｣

A｢あ、ごめんね｣

灰崎｢謝る気ねぇだろ！｣

A｢…………｣←

灰崎｢目をそらすな！｣

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