第74話 涙 ページ34
僕はベットに寝かせられているとハルヤ様が部屋に入ってくる。
ハルヤ｢普通のものだと食欲が無いだろ。お粥を作ってきた｣
そう言ってハルヤ様はお粥を掬って僕の前に差し出す。
A｢自分で食べれます…｣
ハルヤ｢お前は無理をするな｣
A｢分かりました……｣
そう言って僕は渋々ハルヤ様から食べる。
ハルヤ｢どうだ？｣
A｢美味しい…です…｣
ハルヤ｢なら良かった｣
そのあともハルヤ様は僕にお粥を食べさせてくれた。
A｢……すみません……｣
ハルヤ｢え？｣
A｢僕のせいでハルヤ様を休ませてしまって…｣
ハルヤ｢別にお前のせいではない。お前を看病したいから休んだだけだ｣
A｢…ありがとう…ございます…｣
自然と視界が霞んでしまう。
ハルヤ｢っ！お前…泣いてるのか？｣
A｢え…？｣
頬を触れば湿っていた。
A｢ほんとだ…｣
涙なんて僕は流さないものだと思ってた…。
ハルヤ｢辛かったな…｣
A｢え…｣
ハルヤ様の言葉でどんどん涙が零れる。まるで満タンになって溢れ出す杯のように…。
A(何故だろう…ここが軽くなったような気がする)
自分の胸に手を当ててみるけど結局原因が分からない。
ハルヤ｢無理をしなくていい。泣きたい時は泣けばいい｣
そう言ってハルヤ様は僕を抱きしめる。
A｢…あ…｣
何故かハルヤ様を抱き締め返して僕は泣いてしまう。
A｢すみませんでした…｣
ハルヤ｢いや、大丈夫だ。それより少し疲れただろう。寝てろ｣
A｢はい、ありがとうございます｣
そう言って僕は横になり、目を閉じる。
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スイジュ(プロフ) - 極・吹雪姫さん» ありがとうございます！ (2019年5月22日 21時) (
レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - …尊敬いたしますわ♪ (2019年5月22日 19時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - 本当ですか！？スイジュさんって作品がすべて面白く (2019年5月22日 19時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 極・吹雪姫さん» こっちもオチまだ未定ですwなので誰とくっつくかもしかしたらアンケート取るかもしれません。それと、コナンの作品できました (2019年5月14日 17時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - 実はね、『身体探し』がスイジュさんが作った中での一番最初に見た作品なのよ。２作品頃気づいて、「すごい・・」と思いましたわ♪「オッドアイ少女」も見ていますわ♪←実はトウマ派 (2019年5月14日 17時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイジュ | 作成日時：2018年11月25日 14時
