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私は今猛烈に反省している。
理由は1つ。
勢いに任せて土方さんにあんなことをさせてしまった。
でも…。
A「元気で良かった。」
駆け出しのアナウンサーだった頃、
まだ真選組がなかった時、
浪士組と言う組織を作っていたのは知っていた。
まさかあの時の浪士組が江戸を守る特殊警察真選組になってるなんて。
確か私はあの時突入を止めたけれど彼らは勇ましかった。
そして何年か経って土方さんの言った言葉の意味を理解できた気がする。
「俺らは自分と、一般人の平和を守るおまわりさんだ。」
自分を貫くために自分を守らなければならない。
そう言う人だったんだと思う。
覚悟がなきゃここまでこれなかっただろう。
そしてあの時の浪士組との出会いでどんなときでも私らしくリポートしようと思えた。
会えて良かった。
今の私のままで居れるきっかけを作ったあの人に…。
気付けば婚約を解消された痛みは消えていた。
A「明日からも頑張ろう…。」
そして翌週、真選組の取材の日になった。
A「今日は宜しくお願いします!」
土方「あぁ。」
A「あの…。局長さんは?折角なのでお話聞きたいんですけど。」
土方「あの人の事だ。どっかで刀の手入れでもしてんだろ。」
A「そうですか…。て言うかさっきから気になってたんですけど…。土方さん、クマ。大丈夫ですか?」
土方さんの目の下には物凄い濃いクマが出来ている。
土方「え、あ、あぁ…。夜勤だったから…。」
A「そうだったんですか!?ごめんなさい、そんな時に…。」
沖田「Aアナ〜。大嘘ですぜェ。信じるこたぁねぇですよ。会えるのが楽しみで寝れなかっただけでさァ。夜中の9時には布団に入ってやしたからね。」
土方「総悟てめぇ!!!」
A「アハハ!元気そうで何よりです!」
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作者名:るる | 作成日時:2022年1月5日 1時