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私を襲った犯人達に連れられてやってきたのはどこかの倉庫。
土方「大丈夫だ。これくらいの人数なら俺１人で十分だ。」
A「そんな心配してません…。それでも土方さんが怪我するのは嫌です。」
土方「ばーか、バラガキに怪我はつきもんなんだよ。」
A「付き物って…。」
土方「しっ！来たぞ…。」
倉庫に入ってきたのは…。
A「飯田さん…。」
飯田「おい、何故女を連れてきてない。」
攘夷志士「邪魔されたんだよ！俺らはもう降りる！金もいらねぇ！あんな化け物相手に出来るか！」
飯田「おい！！！」
土方「見廻り組のエリートが攘夷志士と繋がってるなんてえらいこったなぁ。飯田さんよ〜。」
飯田「土方貴様！！！」
A「飯田さん…どうしてこんなこと…。貴方は一生懸命仕事をしてたじゃないですか！なのに！」
飯田「お前にはわかんねぇだろうな…。局長は超名門佐々木家、副長は化け物で…。俺は数いる見廻り組のエリートのうちの１人だ…。栗子と結婚して松平家に婿入りと考えていたのに振られた。もう俺には何も残ってない！！！なのに何故お前は俺の所に戻ってこない！？何でこんななんの学も教養もねぇ奴と幸せそうにしてやがる！！！」
A「そんなこと言ったって…。」
土方「一度でも惚れた女を傷つけるのは感心しねぇな。お前に振られて傷ついて、お前に利用され傷ついて…。もうお前はAの前に現れるべきじゃねぇんだよ。」
飯田「A！お前は俺が好きだったはずだろ！？」
A「…好きでした。信じてました…。だからこそもう好きにはなれません。私は土方さんを愛してます。貴方と別れて土方さんに出会えて良かったと思ってます。」
飯田「そんな…。そんな…。」
崩れ落ちる飯田さん。
土方「行こう、A。放っておけ。」
A「はい…。」
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作者名：るる | 作成日時：2022年1月5日 1時
