検索窓
今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:27,581 hit

20 ページ20

沖田「土方さんがわざわざ自分じゃなくて俺に行かせた理由が分かりやした。俺でもムカつくんだから土方さんだったらまた事を起こしてやしたね。」


A「でも土方さんは冷静ですから。」


沖田「あんたの事で冷静でいられやすかね?ほら、見てくだせェ。」


沖田さんが指をさした方に視線を向けるとそわそわしながらタバコを吸っている土方さん。


沖田「いてもたってもいられなかったんでしょうね。んじゃ、俺は屯所に戻りまさァ。」


A「沖田さん!!!ありがとうございました。色々と…。私のために怒ってくれたり…。」


沖田「礼なら土方さんに言いな。」


ヒラヒラと手を振って歩いていく沖田さん。


土方「終わったのか?」


入れ替りで土方さんが私のところに駆け寄ってきた。


A「フフッ、土方さんって真選組の頭脳って言われてるからもっと冷静だと思ってたのに。」


土方「うっせ。家まで送る。」


A「土方さん、ありがとうございました。」


土方「何の事だ。」


A「土方さんと沖田さんって何か似てますね。素直じゃなくて。」


土方「んだとてめぇ!」


A「はいはい、怒るのストップ。真選組に入りたてのバラガキの様子は?」


土方「ちゃんと改心させたさ。だが大変なのはこっからだ。」


A「土方さんならどんな茨道だって分かってても突き進んじゃうんでしょうね。」


土方「…どうだろうな。大切なもんが出来たからこれからは慎重に…。」


A「嘘つき、一番のバラガキなんだから。」


土方「バレるもんだな。」


土方さんは笑っていた。

21→←19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
168人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 土方十四郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るる | 作成日時:2022年1月5日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。