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ー土方十四郎視点ー
今日は朝から気分が良い。
何故なら、
A「以上、現場のAでした!」
満面の笑みでテレビに移る女は昨日俺が買った着物を着ている。
今日着ている着物は柄はシンプルだったが色が明るくてAの様な着物。
土方「買って正解だったな。」
ニヤけを抑えながらタバコに火をつける。
沖田「土方さーん、お客さんですぜィ。」
土方「俺に客だ?すぐ行く。」
言われた部屋に行くとそこに居たのはとっつぁんの娘。
栗子「すみません、突然…。」
確かに突然の訪問に驚きはしたが以前会った時俺はマヨラじゃないと言いきったからこのままではすまないとも思っていた。
土方「いや、確か見廻り組の飯田とやらの彼女だっけ?」
栗子「そ、そうでございまする。ですが…貴方は以前私が好きになった男性にとても似ていて…。どうしても忘れられなくて…。」
土方「他人の空似だと思うが。」
栗子「でも!貴方様の事が知りたいのでございまする!」
土方「すまないが俺には婚約者がいる。それに、君が好きになった人だったら婚約者がいるのに違う女に自分の事を教えようとする男を好きになれるのか?」
栗子「それは…。おっしゃる通りでございまする。ただ、あまりにも似ていて…。二度と会えないと思っていたので…。申し訳ございませんでした。Aアナと幸せになってください。」
土方「あぁ。」
この娘がAから飯田を奪ったと思ったが、少し違っていたのかもしれない。
栗子「でも…。たまに遊びに来ても良いですか?」
土方「え?」
栗子「お友達としてでございまする!」
土方「あ、あぁ…。いるか分からねぇが。」
栗子「ありがとうございます!!」
帰っていったあいつの後ろ姿を見て謎が深まった。
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土方さんの新作作りました。
攘夷志士の女の子に土方さんが振り回されるお話です。
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/rurutan09136/?fcnew=1
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作者名:るる | 作成日時:2022年1月5日 1時