4 ページ4
A「…。」
沖田「…。」
2人だけにされて聞きたいことはあるのに動揺して言葉が出てこない。
沖田「何黙ってるんでさァ。俺の知ってるお前はもっとおしゃべりだったろ?」
A「や、やっぱり…。総子さん…なんですか…?」
沖田「だから言ったろ?男に戻ってきたって。」
A「男に戻った…?」
沖田「お前やっぱ箱入り娘だな。知らねぇのか?デコボッコ教のおかげでかぶき町が性転換したんでさァ。」
A「そ、それはでもすぐ収まって…。」
沖田「俺はそん時地下にいたんでさァ。だから元の性別に戻れなかったんでェ。まぁ、女の生活も別に悪くなかったからどうでも良かったんですがお前に出会った。」
A「わ、私に…?」
沖田「お前みてぇな女嫌いじゃねぇよ。お前が誰か良い相手に出会えるまで…俺が守ってやりまさァ。良い相手が出来るまで婚約者でいてやる。」
A「でも!それじゃ沖田さんが!!!」
沖田「こんないつ死ぬかわかんねぇ仕事してるのに所帯持とうなんて考えてねぇよ。」
A「ありがとうございます…。」
男に戻っても沖田さんは優しくて強かった。
A「沖田さんの事をもし好きになったら?」
沖田「ねぇよ。俺なんざ好きになるなんて。」
A「そんなこと!!」
続きを言おうとしたら手で口を塞がれた。
沖田「俺はお前が思ってる程の人間じゃねぇよ。だからしばらくは良い子にしてな。」
A「は、はい…。」
顔が近い。
吸い込まれそうな目。
沖田「さてと…屯所に戻ったら話は進めとくんで。」
A「あの!待ってください!!沖田さんさっきいつ死ぬか分からないって言ってましたけど…。その…。」
沖田さんは少しだけ笑って私の頭を撫でた。
沖田「安心しな。お前の婚約者でいる限り死なねぇよ。」
A「約束ですよ?」
沖田「あぁ。」
口元が緩んだ沖田さんの顔は素敵だった。
174人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
midorikinugawa3(プロフ) - めっちゃよかったよぉ!泣いたよぉ!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)猛烈感動 (12月16日 14時) (レス) @page38 id: 43e85c9a7a (このIDを非表示/違反報告)
r__(プロフ) - るるさん» こちらこそ返信ありがとうございます! ぜひ楽しみにしてます! 更新されたその時は絶対に見に行かせていただきますね!! (2022年1月18日 18時) (レス) id: 97855342f2 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - r__さん» 遅くなりすみません!ありがとうございます!挑戦してみます! (2022年1月18日 0時) (レス) id: 8b455a6d7c (このIDを非表示/違反報告)
r__(プロフ) - 更新楽しみにしてました!!いよいよ沖田さんと結ばれて幸せな気持ちですっ ところでこのお話現在完結の状態になってますが、こちらの作品はもう更新されないのでしょうか、、? 私自身はまだまだ続きが見たいので、ぜひ更新お待ちしております!想いが届きますようにっ (2022年1月13日 19時) (レス) @page29 id: 97855342f2 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - namiさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年12月28日 9時) (レス) id: 8b455a6d7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るる | 作成日時:2021年12月27日 0時