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熱愛が出たから仕事が全てキャンセルになった。


マネージャー「アイドルとか俳優とかならまだしもあんな野蛮な真選組の副長だなんて…。どうしてくれるのよ。」


A「えー、アイドルとかより土方さんの方がずっとイケメンだよ。それに仕事なくなったってことはしばらく休みってことでしょ?やったー。」


マネージャー「こら!A!待ちなさい!」


マネージャーを無視して私は街へと繰り出した。


真選組の屯所を見つけて、まだ記者がいないのもあり土方さんにも迷惑をかけると思って一言謝りに来たつもりだったのに本人を前にして何だか素直に謝れなかった。


土方「ったく、どうすんだよこれ…。」


タバコに火をつけて考え込んでる土方さん。


A「しばらく私も土方さんも外に出ない方が良さそうですね。私なんて家にまで記者が来てるらしいから寝泊まり出来る場所探さなきゃ。」


土方「てめぇ、何考えてやがる。さっきも妙な事言いやがって。」


A「何って別に…。しばらく休みになってくれてラッキーって感じですよね。あんなありがちなメロドラマ演じる方が恥ずかしいし。」


土方「俺の知ってるお前は!!!」


A「知らないじゃないですか。テレビの中やファンの前じゃ演じますけど今貴方の目の前にいるのは普通の女の子なんですよ?」


そういうと少し悲しそうな顔をした。



A「ご迷惑おかけしてすみません。記者が引いたら出ていくので。」


土方「あぁ。」



それ以上土方さんと喋ることはなかった。

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作者名:るる | 作成日時:2021年12月3日 21時

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