28 ページ28
土方「ガキの名前は絶対十五郎だ！！！」
A「自分が十四郎だからってそんな簡単な…。」
あの日から１年。
近藤「2人とも子供出来たのか！？」
A「出来てないですけど土方さんずっと名前決めたがってて…。」
沖田「ダメじゃねぇですか、Aさん。この人バカなんだから本気で相手なんかしちゃぁ。」
土方「んだとてめぇ！？」
私は仕事を引退した変わりに真選組の好感度アップの為のイメージ隊士として、たまーに見回りの手伝いをしている。
今はその見回りの最中。
お妙のストーカーをしていた近藤さんを捕まえた帰りだ。
沖田「明日結婚式だって言うのに。」
そう、沖田さんの言う通り、明日私と十四郎さんの結婚式。
A「子供の名前は出来てから考えましょう？ね？」
土方「出来てからって十五郎が可愛そうだろ！」
沖田「女の子だったらどうするんでィ？」
土方「ん〜、A子。」
A「ダサっ…。」
土方「A、お前今ださいっつったか？」
A「い、いや…気のせいじゃないですか？」
沖田「だせぇよ土方さん。」
A「沖田さん、辞めて。この人本気で言ってるから傷ついちゃう…。」
沖田「バカだな…。」
土方「ったく、じゃあな、総悟、近藤さん。」
沖田「へーい、また明日。」
近藤「今日はゆっくり休むんだぞ！」
二人は屯所に、私と十四郎さんは屯所の近くに借りた家に帰る。
土方「いよいよ明日だな。」
A「楽しみです。」
土方「俺は…俺の出来る限りお前を幸せにする。」
A「私も、貴方を幸せにします。」
土方「誓うか？」
クスクス笑って膝の上に私を乗せる土方さん。
A「誓います。」
結婚式の前夜なのに誓いをたてる。
土方「俺も誓うよ。A、お前に…。愛してる。」
A「私も、十四郎さん、愛してる。」
大好きな十四郎さんの激しいキスを受け入れ、幸せな気分を味わった。
A「お腹の子供、十五郎でも良いですけどA子はダメですからね？」
土方「え…。今お前…。」
私は自分のお腹をさする。
土方「まじかよ！やったぁぁあ！！！」
ガッツポーズをする土方さん。
A「私、最高に幸せです。」
土方「俺もだ。」
愛しい貴方に何度も求められるキスをされ、応じた。
ー終わりー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るる | 作成日時：2021年12月3日 21時
