スキャンダルが出た相手は鬼の副長 (ページ24)

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ー映画ー

江戸の治安を守る特殊警察、真選組。

少女は自分を救ってくれた恩人であり、想い人でもある副長の為に隊士になった。

土方「お前には向いてねぇよ。とっとと辞めな。」

男は女を思い遠ざけた。

A「副長、私は貴方に恩があります。私の命は副長の為にあるようなものです。貴方を、副長を全力でお守り致します。」

土方「バカ言ってんじゃねぇ、死んでも生きろ。」

女は自分を犠牲にしても男を守ろうとした。

A「副長、私はいつだって貴方のものです。」

土方「んな事言ったら本当にキスするぞ。」

女は全てを受け入れた。

土方「お前は俺のもんだ。」

A「副長のそばに居たい。」

土方「バカが…。」

何度も唇を重ね、思いが通じあった。

が、２人の仕事はいつ斬られるか分からない、いつだって命を狙われている仕事。

A「副長！危ない！！！」

愛しい男を庇い斬られる女。

土方「なぁ、嘘だろ…。俺のそばに居るんじゃなかったのかよ…。お前は俺のもんじゃなかったのかよ…。おい…。聞いてんのか…。」

A「ふ、くちょう…。貴方は…私の…隊士達の…光です…。貴方は生きて下さい…。貴方と局長さえ…生きていれば…真選組は…何度だって…。」

土方「んなもんどうでもいいんだよ！！！お前が居なきゃ俺には…。なんの意味もねぇよ…。」

A「私の全てを失っても、私の全てをかけて貴方を愛したい。」

土方「A…。お前の全てを俺によこしな…。」

愛する男の胸の中で幸せそうに眠った。