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ー土方十四郎視点ー
「おい、聞いたか?幕府と共同制作の映画副長役がGOEMONから急遽本物の真選組の副長がやることになったって!」
「本気か?演技なんて出来んのかよ?」
「いや、でもあの熱愛も信じられるくらいにお似合いの2人だったから…。」
沖田「土方さーん、すっかり注目の的って奴ですねェ。」
土方「ッチ。」
見回り中に聞こえてくる会話。
映画の事でもちきりみたいだ。
銀時「死ね!クソ野郎!!!」
土方「あぶねっ!!!」
振り下ろされた木刀をすかさず避ける。
土方「てめぇ!なんのつもりだ!?」
銀時「何のつもりだ?こっちが聞きてぇよ。Aさんとスキャンダルが出たと思ったら今度は映画の主演だぁ?ふざけやがって!」
土方「ただの逆恨みじゃねぇか!ふざけんな!」
A「あ!土方さーん!銀さーん!!!何してるんですか?」
移動の最中だったのか車の後部座席の窓を開けて俺達に声をかけてくる揉め事の元凶。
土方「こいつが…」
銀時「わーーー!遊んでるだけですよー!やだなー!十四郎君ったら!僕らの仲じゃないかー!」
A「2人とも仲良かったんですね!丁度屯所に行くところだったんです。土方さん、次のシーンの練習しましょう。撮影明日ですから。」
銀時「あのー、それ、俺も見てみたいなー。なんて!」
土方「はぁ?ふざけんな!ダメに決まってんだろ!帰れ!」
A「まぁまぁいいじゃないですか!銀さん乗ってください!じゃぁ土方さん、先に屯所でまってますね!」
銀時「じゃあ後でね!十四郎君!」
土方「あの野郎!!!」
沖田「顔に出過ぎですぜェ。土方さん。」
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作者名:るる | 作成日時:2021年12月3日 21時