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ー土方十四郎視点ー


撮影に参加する気のない俺は角であいつの演技を見ていた。


A「副長、貴方は私が必ずお守りします。私の全てに変えても。」


やっぱりあいつの演技には引き込まれる物がある。


監督「カットカット!!!ダメだよ〜!GOEMON君!もっと興味ないフリしてるけど本当は守りたくて仕方のない感じださなきゃ!」


A「…副長!」


土方「あぁ?」


A「副長は下がっててください。私が貴方をお守りするので。」


土方「何ふざけてやがんだ。バカが…。」


演技をしたままのAが近付いてきた。


監督「土方さん!!!今のいいよ!!!」


土方「…は?」


A「ほら、やっぱり。局長をGOEMONさんにして副長は土方さんでいいんじゃないですか?幸い出番は多いけどセリフ少ないですし。」


土方「っな!!!バカいってんじゃねぇ!!!」


A「あれ、もしかして土方さん、私の事演技じゃなくて本気?」


挑発してくるA。


腹立たしい。


土方「本気なわけねぇだろ…。でも映画に出るなんて御免こうむるぜ。」


A「残念。じゃあ沖田さん副長やってみます?」


沖田「いいんですかィ?あの偉そうな感じやってみたかったんでさァ。焼きそばパン買ってこいよ土方〜。」


土方「総悟てめぇ…。」


沖田「副長でもねぇ土方なんざなんでもねぇや。」


土方「くそっ!やってやらぁ!副長くらい!!!」


今度「トシ…。お前…既に副長なんだけどね…?」

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作者名:るる | 作成日時:2021年12月3日 21時

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