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頭が痛くて目が覚めた。
部屋の角で座ったまま寝ているのは土方さん。
A「迷惑かけちゃったかな…。」
土方さんに触れたい衝動を抑え土方さんの為に何が出来るか考えた。
A「もしもしマネージャー？私、芸能活動再開する。うん、それでね、こんなのどうかな？」
私の考えは早速取り入れられた。
A「土方さん、起きて。」
土方「ん…。やべ、寝ちまった。」
A「土方十四郎さん、改めてこの度は報道でご迷惑おかけしてすみませんでした。明日正式に記者会見をすることになったので土方さんも来て下さい。」
土方「俺が行って大丈夫なのか？」
A「むしろ土方さんが来ないとですね。」
次の日になり久しぶりに念入りな化粧に用意された着物。
A「よし！完璧。」
マネージャー「流石Aよね。この状況を一気に変える考えも思いつくなんて。」
A「まぁね。でも、最高に面白そうでしょ？」
私は記者たちが待つ会見場所に向かった。
眩しいほどのフラッシュ。
A「この度は私の熱愛報道で世間をお騒がせしたこと、誠に申し訳ございませんでした。」
記者「Aさん！真選組の副長とはお付き合いされてるのですか！？」
A「いいえ、実はこの度のスキャンダル。幕府と共同作成する映画の告知でした！！！」
ざわつく会場。
後ろにはちゃんと土方さんもいた。
A「この度、私が主演する映画は真選組をモデルにしたものでたった1人の女隊士が上司である副長に恋をする恋愛映画です。ロケ地は真選組の屯所で行い、実際の真選組の隊士にも出演してもらいます。その告知でわざと副長さんとスキャンダルを出しました🖤すみません！」
記者「それなら映画の相手役は副長ということでしょうか？」
A「いえ！副長さんと報道が出たのは幕府と共同作成と分かって頂く為で私の上司役は反侍ハンサムのリーダーのGOEMONさんです！」
記者「すごい映画になるぞ！！！」
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作者名：るる | 作成日時：2021年12月3日 21時
