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ー土方十四郎視点ー
土方「つーか、お前酒飲めるのか？」
A「あぁ？んだよ、このV字マヨラー野郎が！！！酒注ぎなだぁ？てめぇが私に注げや！！！」
お妙「あらあら、Aちゃん。お酒弱かったのね。」
土方「いや！弱いのレベルじゃねえだろ！人格変わってんじゃねぇか！！！」
A「土方このやろう！もっと酒寄越しな！！！」
近藤「もしかしたら演技かもしれないぞ！！！」
俺の肩に手を回し絡んでくるこいつは紛れもない酔っぱらい。
A「何なんだよ。本当に。好きじゃないって言いながらキスしてきやがって…。」
お妙「ちょっと、土方さん？それ、どういう意味？？」
近藤「トシ！！お前Aさんとキスしたのか！？！？」
土方「いや、それはだな…。」
お妙「言い訳すんじゃねぇ！！！」
殴りかかろうとするがすんでの所でAに止められている。
A「やめてよ、お妙。土方さんは私の事好きじゃないけど私は土方さん好きなんだもん。」
止めてくれたのに火に油だった。
土方「あー、俺はこの酔っぱらいを家まで送り届けるかなー…。」
Aを担いで急いで店を出た。
A「うぇ、気持ち悪い…。」
土方「おいおい、吐くなよ、酔っ払い。」
A「土方さん、好き。」
土方「知らねぇっつってんだろ。」
A「それでも、土方さんが好きだって言いたいだけです。」
土方「俺は聞きたくねぇんだよ…。」
人気のない公園のベンチにAを座らせた。
俺の肩に寄りかかるA。
A「少しだけ…。」
目を閉じたAの頭を撫でると気持ち良さそうにしている。
土方「惚れられるわけねぇだろ…。」
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作者名：るる | 作成日時：2021年12月3日 21時
