変わらないもの:…? ページ6
時間より遅く着いたのはいつものこと
履き慣れたビーサンが似合わない店の前でタクシーを停めて、周りを見ながら降りた
蒸し暑い夜が続く
店の中に入ると、スッと冷たい空気が身体を包む
スタッフが案内してくれた奥の部屋、
扉を少し開いただけなのに、もううるさい声が聞こえる(笑)
「だから!なんで僕が頼んだのに食べるんだー!」
「うるさいですね、美味しいものは分けるべきでしょう。あなたの方がヒョンなんだし」
「ヒョンって言うなら偉そうにするなー!」
(笑)
「大体ヒョンは…あ!ユチョニヒョン、こんばんは」
「ん(笑) 遅れてごめんね」
「全然!あ…すみません、先に注文してしまいました。あまりにもこのヒョンが食べたいと言うので」
「なに言うか!ユチョナ!なんでチャンミンがいるんだよぉ!しかもおまえが来るの遅いから僕さっきからずっとチャンミンに…」
「ユチョニヒョン、何飲みますか?ビールですか?」
「ヤー!」
「(笑) うん、ビール」
気のきく弟はあーだこーだ隣のヤツに言いながらも、結局注文時には俺の飲み物ともう一人分の追加の飲み物も頼んでくれて
それに気付いたヤツも、なんだか嬉しそうにニヤっと小さく笑った
「じゃあー…乾杯?」
「なんでそんな疑問系で乾杯するんだよ〜(笑)」
「ちょっとジュンスヒョン零してます、汚い」
「うるさいなぁ、ちょっとじゃ〜ん」
「まったく、せめてジェジュンヒョンがいないとあなたにこうやって小言を言う人もいないんですから、もっとしっかりしてくださいよ」
「あ〜、久しぶりに会ったと思ったらそうやってうるさく言う〜!ユチョナ、何とか言ってよ」
「んー……でもジュンスが悪いんじゃん(笑)?」
「ユチョナ〜!」
味方を待っていたかのように、俺を見てにっこりする弟が可愛い
「そう言えばヒョンの映画、観ましたよ!凄く面白かったです」
「ほんと?わざわざありがとう」
「いえ…ヒョンは演技が上手いし、参考にもなります!ドラマだって全部観てたし」
「まじ(笑)?なんか照れる(笑)」
「今年は賞だってたくさん取ってたじゃないですかぁ…凄いな…僕もドラマの撮影してましたけど、やっぱり難しいです…」
シュン、と眉を下げた弟
ユノヒョンに会った時、随分逞しくなったって聞いたけど(笑)?
俺にだけこうしてよくこっそり甘えて来た姿を思い出すと、なんだか嬉しくなった
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ルル(引っ越し先)(プロフ) - saya_*さん» あんにょんです^^そうだったのですね〜…じゃあ良いタイミングだったのですかね…(笑)?続きも可愛く頑張ります^^ (2016年8月30日 1時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
saya_*(プロフ) - ルルさん、あんにょん(^^)このタイミングでカイくんのお話ありがとうございます(;o;)色々あって、、、頭ぐちゃぐちゃだったんですけど、やっぱり応援しよう!って思ったタイミングだったのでびっくりしました(笑)更新たのしみにしてます★ (2016年8月28日 23時) (レス) id: f8cf9d6ded (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - にゃふ〜さん» ありがとうございます(笑) (2016年1月18日 2時) (レス) id: 3da71b524b (このIDを非表示/違反報告)
にゃふ〜(プロフ) - ドンへ~!可愛い~!可愛すぎる:-< (2016年1月18日 2時) (レス) id: b25cb2eda2 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - にゃふ〜さん» うふふ(笑) お楽しみに〜^^ (2016年1月12日 1時) (レス) id: 3da71b524b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月15日 0時