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バタバタと足音ともに弟が玄関までやってきた
「…^^」
「…ほら、コーヒー豆」
「ヒョンから連絡きた^^」
「はぁ……;…なんでジョンスもすぐに言うかな」
「へへ^^」
ドンヘがにまにましながらスマホの画面を見つめて、
「ありがとうなドンヘ、Aのことこれからもっと大事にす…」
「読み上げなくていいから;//!!」
「よかったね、ヌナ!」
「もう…てっきりドンヘが届けてくれると思って…」
「届けたでしょ、ジョンスヒョンを^^」
得意気に少し胸を張る弟は満面の笑みで
「まったく、やーっと戻った」
「余計なお世話よ」
「ヌナもヒョンもその余計なお世話がないといつまで経ってもうだうだしてたでしょ〜!」
「はい…」
「もう…」
「…ありがと、ドンヘ」
「…^^」
「…コーヒー飲みたいな」
「淹れるー!!なんならヒョンのこと帰さなきゃよかったのに〜」
「も、今日はいいの…//」
「…ふ〜ん^^」
見透かされたようなその返事に
さっきのキスを思い出して、慌てて席につく
私達ったら、街中でなにやっちゃってんだろ…
「ヒョンにはヌナだよ」
「え?」
「ヌナにもヒョンだけ^^」
「…ん」
「今度こそゴールインかな〜♪」
「気が早いよ;」
「え、だって大事にするって…」
「わーわーもういいから//」
コーヒーのいい香りがし始めても
しばらくはそうして弟にからかわれた
外はまだ雨が降っていて、
彼は無事に帰れただろうかと、メッセージを送るとすぐに返ってきた
『今家に着いたよ』
『ドンヘに言ったのね』
『(笑)』
『私達より嬉しそう(笑)』
『それはないよ、どれだけ俺が嬉しいか』
『ジョンスまでやめてよ(笑)』
『ドンヘが俺の背中を押したんだよ。感謝してる』
『そうだね…』
『またすぐに会おう』
『うん、またすぐに』
「ヒョン?」
「家に着いたって」
「やっぱりヒョンだけだね」
「ん?」
「ヌナがそんなに嬉しそうにするの、ヒョンだけだもん」
「…そっか」
「^^」
「ドンヘも早く彼女できるといいね(笑)」
「う、あ、がんばってるもん…」
「何?いい子いるの?」
「えっとね…」
肌寒くなった秋に、確かに幸せを届けてくれた弟
いつもありがとう、ドンヘ
おしまい
前にドンヘの誕生日ストーリーで作ったお話の続編でした!
皆様、台風お気をつけくださいね(つд⊂)!!
Welcome to the SUPER SHOW 2:SJ→←傘を届けて
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ルル(プロフ) - みきさん» すっごい、長編にしたくて困ってます(笑)いろいろと他のお話も終わってないので(泣) (2018年11月19日 0時) (レス) id: e1a79c0ead (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 贅沢です〜!この話長編になりませんか?でもドンヘとチャンミンどっちも選べないよ〜本当に贅沢。(笑) (2018年11月18日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - ななさん» 温かいコメント、ありがとうございますT T そう言って頂けることに感謝感謝ばっかりですT T また少しでも楽しんでいただけるよう、ゆっくりペースではありますが頑張ります!! (2017年3月19日 23時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 久々のルルさんワールドに癒やされます!!毎日いろいろあって、あっという間に時間が過ぎてしまいますよね。ゆっくり無理なく復帰してくださいね♪ルルさんのお話大好きなので、気長に待ってます! (2017年3月18日 3時) (レス) id: 13344c0cfe (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - にゃふ〜さん» ありがとうございます!そうですね〜なかなか難しいものですが(>_<)ゆっくり待つしか、、ですね(*T^T) (2016年10月30日 23時) (レス) id: c066e3dba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルル | 作成日時:2016年10月20日 0時