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ドンへに手を借りて馬から降りる
なんて素敵なんだろう
月と星たちが地上に降って来たみたい…
DH「ここに座って」
「でも…」
DH「いいから、ね?」
優しい彼に手を引かれて、彼の上着が敷かれた芝の上に座り込む
隣に座った彼は少し不安そうに尋ねる
DH「…どう?ここ」
「素敵…こんな景色初めて見た…」
DH「満月の夜は特別綺麗なんだ…どうしてもAに見せたくって」
「ありがとう、ドンへ…本当に素敵…」
DH「よかった…気に入ってもらえるかここまでドキドキしてたんだ」
「こんなの、気に入らない女の子がいるわけないじゃない」
DH「…ふはっ、Aちゃんも女の子なんだ(笑)?王女がそんなこと言うなんて」
「む…私だって…こんな風に自由に好きなものを見て、触れて、感じたいのよ」
DH「…うん、そうだよね」
「分かってるの…こんなことを考えることはとても贅沢だって……時々考えて苦しくなるの…」
DH「…」
「私は国の皆のために何を返せるのかなって…嫌なのよ…王女だからって何もできないただの女の子になるのは…だから、何か私に出来ることは何なのか…考えるの…」
DH「…そう」
「結局、何も出来ないんじゃ、って不安になって眠るんだけどね;」
DH「じゃあ、」
「?」
DH「じゃあ、一緒に探そう」
「え?」
DH「俺と…俺たち兄弟と…出会って数ヶ月だけど皆Aちゃんの笑顔に救われてるんだよ…皆君のことが大好きだから!だから、えっと…助けになりたいし…えっと、…」
「…」
DH「幸せにする…Aちゃんを幸せにしてあげる」
ドンへがにっこり笑って私の手を取るだけで、
それだけで泣きそうになる
「ありがとう、ドンへ」
DH「なんて、格好つけたけど…本当は俺嫉妬したんだ」
「嫉妬?」
ちらっと私の顔色を伺うようにしてから、目線をはずした彼が決まり悪いといった感じで頭を掻く
DH「今日…昼間にシウォンと森へ行ったんだろう?あそこに…シウォンが誰かを連れてくなんて初めてのことだったんだよ…それも、女の子を…」
「え?でもあの森に住んでる方がバラの手入れを…」
DH「シウォンが連れてきて初めて知ったんだ、シウォンが昔からあの森には一番詳しいから…」
「そう…そんなところに連れて行ってくれたのね…」
DH「!…ほらまた…Aちゃん、さっきも森の中でどうせシウォナを思い出しだんでしょう?」
「…」
ずばり当てられて、恥ずかしくなる
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ルル(プロフ) - みきさん» すっごい、長編にしたくて困ってます(笑)いろいろと他のお話も終わってないので(泣) (2018年11月19日 0時) (レス) id: e1a79c0ead (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 贅沢です〜!この話長編になりませんか?でもドンヘとチャンミンどっちも選べないよ〜本当に贅沢。(笑) (2018年11月18日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - ななさん» 温かいコメント、ありがとうございますT T そう言って頂けることに感謝感謝ばっかりですT T また少しでも楽しんでいただけるよう、ゆっくりペースではありますが頑張ります!! (2017年3月19日 23時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 久々のルルさんワールドに癒やされます!!毎日いろいろあって、あっという間に時間が過ぎてしまいますよね。ゆっくり無理なく復帰してくださいね♪ルルさんのお話大好きなので、気長に待ってます! (2017年3月18日 3時) (レス) id: 13344c0cfe (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - にゃふ〜さん» ありがとうございます!そうですね〜なかなか難しいものですが(>_<)ゆっくり待つしか、、ですね(*T^T) (2016年10月30日 23時) (レス) id: c066e3dba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルル | 作成日時:2016年10月20日 0時