私の青春は ページ32
私の青春は一体どこへ行ってしまったのか
高校二年になった4月
暦は春でもまだマフラーがいるほど寒いなんて
まるで私の心を現しているかのようで…
「あんた、さっきから独り言多くて怖いんだけど。勝手に青春してなさいよ」
「そんな青春が訪れないから独り言も出るんじゃない」
机に肘をついてそう言った私に、前の席に座る友達はため息を吐く
「訪れるものを待たないで、自分でどうにかしろってこと」
「だから、私は努力してるし！！どうにもならないのは…」
CM「ヌーナ、ご飯ですよ」
「……この子たちのせいなんだけど？」
「あら、チャンミンくん。A？連れてっていいよ」
CM「そうするとヌナが嫌がるから。一緒に食べていいですか？」
さっきまでの呆れ顔の友達はどこへやら…礼儀正しいのに強引なチャンミンが私の隣に座るとそちらに笑顔を向ける
まったく…
「一人で二年の教室でお昼食べてるのなんてあんたくらいよ？入学したばっかなのに、友だちいるの？あんた」
CM「いますよ？でもお昼はヌナと食べるって決めてるから」
「あのねぇ；」
CM「あ、ヌナ。放課後空いてる？部活決めたんだ、見てってよ。ね？いいでしょう？」
「…分かったわよ」
私は昔からこの寂しそうな瞳に弱い
初めて見た、自分より小さな生き物だったからかしら
チャンミンは、昔から本当に目に入れても痛くないくらいの可愛い子だったけれど、
「あんた、チャンミンくんみたいな彼氏がいたらね〜」
「うるさい」
CM「ヌナには僕がいるから彼氏なんていりません」
「あんたもうるさい；」
さっきから教室の入り口が騒がしいのは、このスーパーモデルのような長身に甘いマスクを付けた
私の "弟" のせいである
「ほら、あんたのこと見に来てるよ」
CM「興味ない」
「ふーん、クラスに可愛い子いた？」
CM「ヌナ以外可愛いと思ったことないから」
「ま、この弟にしてこの姉よね、あんたたち二人似てるし」
CM「似てます？ね、ヌナ、似てるって」
贔屓目なしに見てもイケメンな弟は、超がつくほどのシスコンで
周りの男子たちと一言話そうもんなら、
弟の迫力にビビってなのか、牽制されてなのか、皆逃げてくのが当たり前になった
なんてったって威嚇するし、この子；
「もう、あんた授業寝てたでしょう？寝癖ついてる」
CM「ん？ふふ＾＾」
髪を梳かしてあげると、嬉しそうに微笑む弟に
結局は私も甘い
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ルル(プロフ) - みきさん» すっごい、長編にしたくて困ってます(笑)いろいろと他のお話も終わってないので（泣） (2018年11月19日 0時) (
レス) id: e1a79c0ead (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 贅沢です〜！この話長編になりませんか？でもドンヘとチャンミンどっちも選べないよ〜本当に贅沢。(笑) (2018年11月18日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - ななさん» 温かいコメント、ありがとうございますT T そう言って頂けることに感謝感謝ばっかりですT T また少しでも楽しんでいただけるよう、ゆっくりペースではありますが頑張ります！！ (2017年3月19日 23時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 久々のルルさんワールドに癒やされます!!毎日いろいろあって、あっという間に時間が過ぎてしまいますよね。ゆっくり無理なく復帰してくださいね♪ルルさんのお話大好きなので、気長に待ってます！ (2017年3月18日 3時) (レス) id: 13344c0cfe (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - にゃふ〜さん» ありがとうございます！そうですね〜なかなか難しいものですが(>_<)ゆっくり待つしか、、ですね(*T^T) (2016年10月30日 23時) (レス) id: c066e3dba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2016年10月20日 0時
