１４３話金髪の少年４ ページ19
「……」
俺は影山を見つけたエリアを回っていた。
俺もあいつに囚われている……どこに行っても、影山が見ている気がする。
ぼうっとしながら歩いていると、曲がり角で急にドン！と誰かにぶつかった。
「ぁ……！」
「！すまない、大丈夫……か……！？」
軽く当たっただけだと思ったが、その人は倒れてしまった。
しかし、俺はその人物に見覚えがある。
フードを被った……少年！
顔はキャップでよく見えない。だがフードが外れたことで、少年は金髪だということが分かった。
間違いない、この人は影山と共に車に乗った人物だ。
「お、まえ……」
声をかけて手を取ろうとするが、すぐにその少年は起き上がり、何も言わず去っていく。
「待て！！」
追おうとするが、足元に何かがカシャンと当たった。
これは……眼鏡？
白いふちの度が入っているのか分からない眼鏡だ。
だが俺はこれに……見覚えがある。
「A……！」
思わず彼女の名前を出してしまう。
しかしあいつは……Aに関係が……。
・
Aside
「ハァッ、ハ、ァ……！」
どうして、あの男がここに……！？でも私はなぜ知っているの……？
裏路地に入って、私は呼吸を整える。落ち着かなきゃ、落ち着かなきゃいけないのに……。
心がざわざわして、あの眩しさが忘れられない。でも、どこかで……聞いたことのある声で……。
「カステーロ？」
「デ、モーニオ……」
恐らく、任務に行っていたであろうデモーニオと合流する。
血の気が引いた私の顔を見てすぐに彼は駆け寄り、肩に手を置く。
「大丈夫だ、カステーロ。ミスターKや俺たちがいる」
「……うん」
そうだ、私はカステーロ。ミスターKのために、動く駒。
冷え切った手足が落ち着いていくのを感じる。
「行こう。そろそろ練習の時間だ」
「……分かった」
暗いのが、落ち着く。
私には眩しすぎる景色。
見えないのは……もう嫌なんだ。
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トラさん(プロフ) - 物語の根本に関わるので詳しくは言えませんが、この後の展開を見守っていただけたらと思います！作者はハッピーエンドが好きなのでご安心ください。 (11月22日 21時) (
レス) id: 90ef5ae162 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 主人公（夢主）の障害又は後遺症が残たとしたら……？？ (11月22日 21時) (レス) @page37 id: c04382ac4b (このIDを非表示/違反報告)
トラさん(プロフ) - はい、なるべくならこの作品にあった内容でお願いします。どういったことでしょうか (11月22日 21時) (レス) id: 90ef5ae162 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - イナズマイレブンについて簡単に聞きたいのですが… (11月22日 19時) (レス) @page35 id: c04382ac4b (このIDを非表示/違反報告)
机田(トラさん)(プロフ) - マナさん» こんばんは！コメントありがとうございます。 (11月21日 22時) (レス) id: 8b84652de6 (このIDを非表示/違反報告)
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