３０１話別れ２ ページ39
沖縄についた。
随分と……懐かしい匂いを感じる。
船から降りて、ぐい〜っと3人で伸びた。
「ふぃ〜！やっと着いたぜ〜！」
「早く弟たちに会ってやらなきゃな！」
「うん！……じゃあ、ここで解散だね」
条介とは、ここで一度解散だ。
私と雷電は家が隣なのでしばらく歩くことになる。
「そうだな！まぁ……どうせ明日か明後日くらいのサーフィンに誘うと思うけど！」
「だろうな〜……まぁ、でもイナズマジャパンとしては解散ってことかな。
ありがとう、条介！」
「おうよ！またな〜」
大きく手をブンブンと振って条介は町へ歩き出した。
「私たちもいくか！」
「おう」
雷電と歩いていると、遠くの方から「にぃちゃ〜ん！」と呼ぶ声が聞こえる。
雷電の弟たちだ。
「お〜！お前たち！」
「Aお姉ちゃんも！世界一おめでとう〜！」
「ありがとうみんな！」
「兄ちゃん、はやくこっちこっち！」
雷電の大きな体に兄妹たちは集まってそれぞれが話をしている。
まるで聖徳太子のようだ。
彼らも伝えたいこと、話したいことたくさんあるはずだ。
「雷電、行きなよ」
「え？でもいいのか？」
「ど〜せ隣の家なんだし！まぁ、あとで顔出すから」
「それもそうだな！じゃあな〜！」
手をブンブンと振った雷電は、子供たちと楽しそうに話して奥の道へ向かう。
……久しぶりに、一人になったな。
私も小さな荷物を持って、歩き出す。
沖縄の熱い日差しも、舗装されていないこの道も……懐かしく感じるくらいいろいろあった。
自分の家の前に立って、扉に手をかける。
カラカラと引き戸を開けると、部屋の空気が流れ込んできた。
リビングからは、テレビの流れる音と……お母さんが食器を洗っている音が聞こえる。
私は靴を急いで脱いで、リビングへ入った。
「ただいま！」
「A、おかえりなさい」
「お、帰ってきたな。おかえり」
「！お父さん、お母さん……。
あのね、話したいこといっぱいあるんよな！」
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机田(トラさん)(プロフ) - bizyuさん» コメントありがとうございます！楽しんで読んでいただいて何よりです！続編まで読み直していただけるとは嬉しいです！また続編でもよろしくお願いいたします！ (12月30日 21時) (
レス) id: 8b84652de6 (このIDを非表示/違反報告)
bizyu(プロフ) - 世界編完結おめでとうございます！１読者として楽しく読ませていただきました！続編までもう一度読み直して来ます｡◕‿◕｡ (12月28日 21時) (レス) id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
トラさん(プロフ) - パティあすさん» コメントありがとうございます！毎日たくさん更新してよかったです！続編はもう少し先にはなりますが、気長に待っていただければと思います！ (12月20日 19時) (レス) @page44 id: a7a65d978c (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 世界編完結おめでとうございます！毎日楽しく読ませていただいていました！続編も楽しみに待ってます！ (12月20日 19時) (レス) @page44 id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ポッキー - ありがとうございました。楽しみにしています。頑張ってください。 (12月13日 14時) (レス) id: 5224796705 (このIDを非表示/違反報告)
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