２９０話そう！私は、 ページ28
私たちイナズマジャパンは、ライオコット島に残っていた最後の住民だった。
決勝戦が終わって祭りも終わり、みんなそれぞれの地元に残っていく。
何人か残っているのは多分地元の人か……残ると決めた人たちとかかな。
この地でたくさんいろんなことがあった……だけどそれは大きな糧になった。
飛行機に乗って私たちはまず東京に戻ることになった。
日本でのインタビューはまだだしね。
飛行機から見るライオコット島はなんだか落ち着いているけど……それでもみんなのサッカーで出たキラキラは残り続ける。
「ライオコット島って……綺麗だな〜」
「……そうだな」
私の見えている世界が分かっているからか、修也はそう返す。
「なあ、俺だけ船じゃダメか？それか泳ぐからさ〜！！」
「も〜！条介うるさい！！」
雰囲気を台無しにするのは、仕方なく飛行機に乗っている条介だ。
船なら1週間くらいかかるのに、飛行機だとあっという間なんだから。
こりゃ沖縄帰る時も大変だ……早く帰りたいけど条介が嫌がるし船かな。まぁいいけど。
そんなことを思っていると、いつの間にか飛行機は地上に降り立っていた。
搭乗ゲートから出ると、時差の影響で朝早くにも関わらずいろんな人が出迎えてくれていた。
みんなの家族や雷門のみんな……一緒に戦った人たちも。
私たちを祝福してくれているんだ。
手を振っている円堂たち。修也も照れながらも手を振っている。
私は……手は振らないで、笑顔にしておいた。
え、この人誰？ってなっても困るしな。
「カステーロだ！」
「！！」
遠くの方で、小さな男の子が……私の名前を呼んでいる。
「カステーロ！かっこよかったよ〜！！」
「京介、豪炎寺さんじゃないのか？」
「だって、カステーロもイタリアでカッコよかったんだもん！」
兄弟だろうか。
一生懸命名前を呼んでくれている男の子に、手を振ると嬉しそうに満面の笑みになってもっと大きく手を振ってくれる。
「修也修也」
「なんだ？」
私は兄弟の方に修也を向かわせて、一緒に手を振った。
「ご、豪炎寺さん……！！」
「カステーロだぁ……！」
「応援ありがとう」
そう修也は照れ臭そうに答える。
「少年！私は竜城Aだよ」
「A……さん？」
少年の身長の高さに合わせるようにしてしゃがむ。
「そう！私は竜城A……光のストライカーなんよな！」
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机田(トラさん)(プロフ) - bizyuさん» コメントありがとうございます！楽しんで読んでいただいて何よりです！続編まで読み直していただけるとは嬉しいです！また続編でもよろしくお願いいたします！ (12月30日 21時) (
レス) id: 8b84652de6 (このIDを非表示/違反報告)
bizyu(プロフ) - 世界編完結おめでとうございます！１読者として楽しく読ませていただきました！続編までもう一度読み直して来ます｡◕‿◕｡ (12月28日 21時) (レス) id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
トラさん(プロフ) - パティあすさん» コメントありがとうございます！毎日たくさん更新してよかったです！続編はもう少し先にはなりますが、気長に待っていただければと思います！ (12月20日 19時) (レス) @page44 id: a7a65d978c (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 世界編完結おめでとうございます！毎日楽しく読ませていただいていました！続編も楽しみに待ってます！ (12月20日 19時) (レス) @page44 id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ポッキー - ありがとうございました。楽しみにしています。頑張ってください。 (12月13日 14時) (レス) id: 5224796705 (このIDを非表示/違反報告)
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