三十一話 ページ50
流石に手当たり次第に破壊して理水に怒られたくなかったので、早々に眼の力を使い、琥珀を見分けながら兄を探した。
琥珀を見分ける中、理水への言い訳も考えていた。あぁ、どうしようかなぁ。
「仙人の使いよ、ありがとう!俺の兄弟を助けてくれて!」
「これに懲りたら、今後一切の悪行をやめ、まともに働くということを誓いなさいな。職に困っているなら私がいい働き口を教えてあげるから」
正直、こんな初歩的なドジを踏むくらいなら宝盗団なんてやめてまともな職についた方がいい。その方が、多分彼らにあってると思う。
「色々言って、ちゃんと助けるんだな」
「そりゃあね。改心するかはさておきだけど、彼には善心がまだあったみたいだし…」
「山門を荒らし、戒めを受けさせた賊人を逃したか」
パイモンと会話をしていると、それを遮るように鈍く低い声がその場に響く。
振り返れば、そこにいたのは茶色の鳥の姿をした仙人。
理水畳山真君だ。
予想通りお怒りのようだ。その翼を広げ、威嚇するかのようにこちらをみている。
「君の領域だ。勝手をしたことは許して欲しい」
空やパイモンが何かを口にする前に、私はしゃんと背筋を伸ばして理水に声を掛ける。
怒られることは大前提だが、余計なことまでしてしまった。理水にとっては不愉快だろう。
だが、許される覚悟で盗人を解放したりなんてしていない。
「……その声は、それにその気配…その瞳…、もしやお前は…」
理水の赤い瞳が、じっと私を見つめる。
その声には戸惑いが混じり、心には動揺が見られた。
もちろん、当たり前のことなのだが。
「しかしお前は、まさか偽者…いやしかし、その眼に宿る力はまさしく……」
「Aだよ。間違いない。それとも、一から十まで思い出話をしなくちゃ信じてくれないのかい?」
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お話がいっぱいになりましたので続編へ行かせていただきます!
ところで今回の原神アップデートやばないですか。洞天の魈くん可愛すぎない?死ぬよ???いやまじで。
ていうかデートに誘われましたよね璃月港に。さていきましょうか魈くん。ところで祝言はいつあげるんです?????????
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りー - 理由把握いたしました。先日は失礼なこと言ってしまって申し訳ありません。五月病など無理なさらないでくださいね。 (2021年6月3日 17時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
りる - とりまろ。様はもう小説は書かれないんですか…? (2021年5月31日 7時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
り - すみません絵じゃなくて小説です…誤爆しました… (2021年5月26日 18時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
り - イッキ見しました…ひゃえ…大好きです主様の絵好きです更新まってます!! (2021年5月22日 0時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2021年4月25日 14時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とりまろ。 x他1人 | 作成日時:2021年3月31日 20時