小さい*そらる ページ42
「ねえねえ」
服の裾をぐいぐいっと引っ張られる
『どえした、の?』
見てみると、まだ、幼稚園生くらいの小さい男の子
「げーむしよ」
きらきらした目で、お願いと言ってくる
『いいけど、知らない人に声かけるのは、危ないからやめようね』
「別に」
子供のくせに、上手く目を逸らして
さっきの、きらきらの瞳とは、全然違う
『名前は?なんていうの?』
「なまえ?あ、そらる」
『そらるくんか、いい名前だね』
そらる「まふまふって名前よりはいい」
…まふまふ?
そらる「いいから、いくよ」
何を言ったのか、分からなかったけど、
そらるくんのペースに着いてくのが、精一杯で、何も聞けなかった
・
そらる「はい」
お家まで来ちゃって
『お、邪魔します…』
恐る恐る入る
『お母さんとかいる?』
そらる「はやく、げーむやるよ!!」
親御さんに挨拶をする前に、腕を引かれて、他の部屋へ入ってしまった
そらる「これやるの、くりあできないから」
『は、はぁ』
そらるくんが渡してきたのは、最近、流行っているゲーム
しかも、操作が難しいという、ゲーム
こんなの、私にできない…よね、
『操作、わかんないけど、』
そらる「わかんないのー?えー、なんで?」
『初めてやるし、』
そらる「もう!俺がやるから、お姉ちゃんは見てて!!!」
頬をふくらませながら、ゲームを始めた
なんだ、可愛いじゃん
・
そらる「すーすー」
疲れたのか、そらるくんはねちゃって
私はそーっと、ベッドに移動させる
そして、そーっと、家を出る
結局、親御さんに挨拶できてないまま
なんか、あの子のペースに乱されっぱなしだな
・
つぎの日
私は、放課後、また、昨日そらるくんと会った公園に来ていた
『あ、』
今日もそらるくんはいて
『昨日ぶりだね』
そらる「あ、昨日、勝手に帰った」
『あはは、ごめん』
そらる「ねえ、ずっと、いっしょにいるには、どーすればいーの?」
『一緒?好きな人とか、いるの?』
そらる「うん」
まだ、幼稚園生なのに
『結婚すればいいんじゃない?』
そらる「ふーん」
少し照れた顔を見せた
そらる「じゃあ、けっこんしてよ」
・
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闇月黒夜(3DSvar.) - 続編待ってます((*´∀`*)) (2016年8月11日 20時) (レス) id: 2b4684f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» 待っていてください! (2016年8月10日 20時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - 続編、作って下さるまで信じていつまでも待ってます! (2016年8月10日 17時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - れれさん» いえいえ!誤字はどの作者さまにもありますから、! (2016年8月9日 9時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» ありがとうございますっ!誤字が多くて困りますね。気をつけます (2016年8月8日 23時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れれ | 作成日時:2015年12月24日 15時