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真っ暗*そらる ページ31

『そらるさん、寝ますよ?』



そらる「んー」



真剣ににらめっこしてたパソコンの電源を切って、そらるさんはベットの中に飛び込んでいった。





ゲームと寝ることに関しては行動がはやいそらるさん。





『電気消しますよ?』



そらる「んー」



今度は布団に潜ってケータイでゲームをしてるらしい。


布団と布団の隙間からケータイの光が漏れている。




パチッ


私は電気を消した。




急に暗くなって目が追いつかない。


『見えない…』


そらる「俺の声がするとこまで来てよ」



『あ、そらるさんのケータイの光を頼りに布団まで入ろうとしたのに、そらるさん、ケータイ切りましたね?』




そらる「もう、寝ようと思ったからだもん」






暗い中で慣れてきた目を擦って、私は少しずつ歩き始める。



そらる「早くしないと寝ちゃうよ?」

急かしてくるそらるさん。




私は急がなきゃと思い、足を動かす。




あと少し、というところで、私は何かに引っかかった。



『うっわ』


手をつこうとしたけど、うまく手が出てこなくて、




怖い。

そう思った。



ぼふッ


と音がして、私が倒れたのはそらるさんの上だった。



そらる「うおっ」



『きゃっ』



二人とも驚いて変な声が出た。



だけど、すぐにそらるさんに手を引かれて。






ぬくもりを感じたのと、そらるさんの匂いがしたのが同時だった。



そらる「危ないじゃん」


『ごめんなさい』





そらる「………なんか、暗いとわかんないね」



そらるさんはそう言って私の体をぺたぺた触ってくる。



『ちょっと、そらるさん』



そらる「暗くてわかんない」


『声は暗くても聞こえますよね?』



そらる「これは何?」



長い細い指が私の唇をすーっと、なぞった。



唇が熱くなる。






頬に吐息がかかったと思うと、私の唇は温かいふにゃりとしたものに塞がれた。




そらる「これは何?見えないなー」




舌で私の耳を舐めた。












夜になるとテンションが高くなるそらるさん。

終了後*Sou→←ひとつ*まふまふ



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闇月黒夜(3DSvar.) - 続編待ってます((*´∀`*)) (2016年8月11日 20時) (レス) id: 2b4684f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» 待っていてください! (2016年8月10日 20時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - 続編、作って下さるまで信じていつまでも待ってます! (2016年8月10日 17時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - れれさん» いえいえ!誤字はどの作者さまにもありますから、! (2016年8月9日 9時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» ありがとうございますっ!誤字が多くて困りますね。気をつけます (2016年8月8日 23時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れれ | 作成日時:2015年12月24日 15時

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