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反対*まふまふ ページ26

クラスの人気者の君。


友達もたくさんいて、勉強もできて、先生からの信頼も厚くて、
容姿もよくて、



すべてが完璧。


それに比べて、僕は、友達なんかいないし、コミュ障だし、馬鹿だし、


__君とは正反対。






クラスメイトはみんな部活に行くから、放課後の教室はいつも一人。

少し勉強をして、人が少ない時間帯に帰るのが僕の日常。


まだ終わっていない数学の課題に頭をひねらしていると、


『あれ、まだ残ってたんだ』

ドアの方から綺麗な声が聴こえた。


そちらへ顔を向けると__、君が立っていた。


まふ「…あ、は、はい…うぁっと、あ、帰りま、す」

動揺を隠しきれていない返事をして、僕は席を立った。


『いいよ、いいよ、気使わないで!!私、人待ってるだけだから』



こんな気遣いが、彼女を人気にさせるんだろうな。なんて思った。


僕はまた数学の参考書を開いた。

どれだけ考えても、答えに辿り着かない。


だから、数学は嫌いだ。


『数学、苦手?』



不意に質問をされ、

まふ「…あ、えっと、そうです」

『そっかぁー、』


彼女はふうと一息ついて、

『私と一緒だね』


と、かわいらしい笑顔をこちらに向けた。


私と一緒だね。


もう、その言葉だけで、世界が変わった感じがした。



君と、一緒のことがある。
なんか、それだけで自信が持てた。


○月△日 君は数学が苦手だと知った。


月日はめぐり、僕の彼女に対する気持ちは一層強まった。

今日もまた、放課後に教室で君と会った。


『猫飼いたい』


独り言のように呟いた君。

でも、僕は返事をしていた。

まふ「猫、好きですか?」


彼女は少し驚いた顔を見せて、

『うん!!大好き……でも、私猫アレルギーなんだよね』


少し悲しそうな表情を見せた。

猫アレルギーも一緒なんて思ってもなかった僕は、驚いて声が出なかった。



□月○日 君は猫アレルギーだと知った。


君と一緒のことが増えていく。

◇月▲日 君は一人っ子だと知った。


▽月○日 君はギターが弾けると知った。



人気者の君に僕が釣り合わないなんて、言われなくてもわかっている。

でも、一緒のことが増えていく度に期待してしまう。



ねえ、神様、期待しても、いいですか?

おじゃま虫*伊東歌詞太郎→←同居*そらる・まふまふ



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闇月黒夜(3DSvar.) - 続編待ってます((*´∀`*)) (2016年8月11日 20時) (レス) id: 2b4684f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» 待っていてください! (2016年8月10日 20時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - 続編、作って下さるまで信じていつまでも待ってます! (2016年8月10日 17時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - れれさん» いえいえ!誤字はどの作者さまにもありますから、! (2016年8月9日 9時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» ありがとうございますっ!誤字が多くて困りますね。気をつけます (2016年8月8日 23時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れれ | 作成日時:2015年12月24日 15時

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