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同居*そらる・まふまふ ページ25

この生活になって一か月ほど。


私が一人暮らしを始めると二人に言ったら、心配だからと一緒に暮らすことになってしまった。




まあ、楽しいんだけど…


『おはよう』

顔を洗っていたそらるに挨拶を交わして、キッチンへ向かおうとした。


そらる「おはよう。あ、タオルとってくんない?」

私は高いところにあるタオルに手を伸ばした。

『んー、よいしょっ』


背伸びをして、ようやく届きそうというところで、

そらる「A、背低すぎ」

なんて少し笑われながら、後ろから手が伸びてきた。



『もう、自分でとれるんなら最初から自分でとればよかったじゃん!!』


そらる「だって、可愛いんだもん」

今までそらるとまふはお兄ちゃん的存在で、恋愛感情を抱いたことがなかった。


同じく、そらるとまふにとって私は妹的な存在で、恋愛感情を持っていないのだと思っていたけど…


そらる「もっと近づいてよ」

おいでおいでと言わんばかりに手で招いている。


『なんで?』

少し睨みながらそらるに視線を向けると。


そらる「Aが睨んでも、別に怖くないし」

とか言いながら、私の腕をグイッと引っ張った。


私はよろけながら、そらるの胸に飛び込んだ。

そらる「隙見せない方が、いいよ」


耳元でそう囁かれて、頭がくらくらした。

ぱっと腕が離れて、そらるは悪戯っぽい笑みを残して自分の部屋に消えていった。


んーー、なんだ?あの行動は?

なんて考えながら、キッチンへ行った。



キッチンからは、香ばしい香りがしていて。

まふが朝ご飯を作っているとすぐにわかった。


『おはよー』

まふ「おはようございます」

まふは私の顔を見るなり、優しく微笑んだ。


まふ「あれ?A、顔赤いですよ?」


『嘘っ?』

ああ、さっきそらるが変なことするから。

なんて、まふには言えない。


まふ「熱があるかもしれませんね」

まふはすっと白い手を私の額に置いて、


まふ「うーん…」

微妙な反応をした。


『大丈夫だって、』


まふ「だめです」

そういうと、まふの白い手は私の前髪をあげた。

顔が近づいてきて、



『う…えっ?』

まふの額が私の額とくっついた。

まふ「手だといまいち体温が高いかわかりにくかったです」



そう言って、少し微笑んだ。

まふからする香水のいい香りがまた私の頭をくらくらさせた。


三人で同居。


何か、大変そうです。

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闇月黒夜(3DSvar.) - 続編待ってます((*´∀`*)) (2016年8月11日 20時) (レス) id: 2b4684f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» 待っていてください! (2016年8月10日 20時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - 続編、作って下さるまで信じていつまでも待ってます! (2016年8月10日 17時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - れれさん» いえいえ!誤字はどの作者さまにもありますから、! (2016年8月9日 9時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» ありがとうございますっ!誤字が多くて困りますね。気をつけます (2016年8月8日 23時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れれ | 作成日時:2015年12月24日 15時

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