後輩*luz ページ22
「ねえ、A先輩…」
やめて。その甘い声でわたしを呼ばないで。
「先輩っ!起きてください!!」
…あれ?もしかして、わたし寝てた?!
目を開けると、目の前には
『…るすか』
るす「るすかってなんですか?一緒に帰りましょうよ」
『やだ』
るす「なんでー?俺は一緒に帰りたいんです」
どこで情報をもらうのかわからないけど、
放課後になると毎日わたしのところまできて、一緒に帰ろうとねだってくる。
そんなのも、もうすぐで一か月がたつ。
るすは校内でもイケメンと評判で、
一緒に帰る人なんてたくさんいるはずなのに。
『あぁ、もう、わかったよ!待ってて、あと少しで切りのいいところまでやるから』
結局はるすに負けて、いつも一緒に帰っていたり。
るす「うお!やった」
素直に喜ぶるすは普通に可愛い。
・
るす「今日は、遠回りして帰りません?」
『え?なんで?もう、暗くなっちゃうよ。お家の人心配するんじゃないの?』
るす「もう、先輩!子ども扱いしないでくださいよ!」
『だって、実際わたしより子供でしょ?後輩だし』
いひひって笑って見せたけど、るすの顔は全然笑っていない。
もしかして、怒らせた?
るす「もう、俺子供じゃないですもん」
そう言って、るすの顔がわたしに近づいてきた。
『どういうこ…』
目の前にはるすの顔があって。
ふわっと、香水の香りで包まれて。
唇には柔らかい感触があって。
るすにキスされてると気づくのに時間がかかった。
ちゅうっと音を立てて唇が離れて、
るす「ほら、もう子ども扱いしないでくださいよ?」
『…なに、あの不意打ち!反則でしょ!もう、なんかあんたが誰かわからなくなってきた』
るす「ん?俺?
…るすやけど」
・
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闇月黒夜(3DSvar.) - 続編待ってます((*´∀`*)) (2016年8月11日 20時) (レス) id: 2b4684f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» 待っていてください! (2016年8月10日 20時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - 続編、作って下さるまで信じていつまでも待ってます! (2016年8月10日 17時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - れれさん» いえいえ!誤字はどの作者さまにもありますから、! (2016年8月9日 9時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» ありがとうございますっ!誤字が多くて困りますね。気をつけます (2016年8月8日 23時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れれ | 作成日時:2015年12月24日 15時