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結局、じろ兄もさぶ兄も、次の日の診察には着いてこないことになった

2人とも不満気で、心配そうな顔をしていたけれど、僕は大丈夫と(例に漏れず口パクで)伝えた。

2人の不満気な様子には気付かないふりをした。



イケブクロからシンジュクの病院に行く必要あるのかよって思う。

イケブクロにも沢山病院は存在するし、わざわざシンジュクまで行く必要はない。

それでもシンジュクに行くのはいち兄の強いお願いだからだ。

僕の場面寡黙症は精神的なもの?どこか体が悪いから??

最初はなんにも分からない手探りだったから。


ヒプノシスマイクの影響であるというのは決まっていたけれどどこが悪いのかは分からないから

だから、医学という医学を網羅したんじゃないか、全知全能の神様?、知らないことなんて存在するの??そんなかの有名な神宮寺寂雷先生に診察をしてもらう

今はもう原因はほとんど精神的なものって分かってるからカウンセリングのみ

だからほんとに、イケブクロでも問題ないのだけれど、それこそ色々診察してもらって環境に慣れてきたころに新しい病院にするのも…って言うことでこのままシンジュクの病院までかよっている

あーー、あー…めんどくさいな〜〜

早く終わらせて早く帰ろう


シンジュクの病院の受付の人に診察券と保険証を提出して、ソファに1人腰かける

「山田Aさん、診察室へどうぞ」

アナウンスに導かれるまま、いつも通りに扉を開いた。

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作者名:ふふ | 作成日時:2021年2月24日 22時

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