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「てか今日のさー」
3人の話しに耳を傾けていつものスーパーまで向かう。
僕も今日の話をしようと口を開いた時
「A!」
『……。』
僕は口を閉じて声をかけられた方を見る
「あ、三郎さん、ちっす」
「ちわーす」
さぶ兄は走って追いかけて来たのだろうけど、少しも息は乱れていなくて、じろ兄やいち兄と同じ舞台に立つひとなのだと感じさせた。
「こんにちは、Aと同じクラスのやつだよな?
Aと帰りたいんだけどいい?」
聞いてはいるし、断ることもできるように訪ねているけど答えられる回答はYES or はい、である。
3人は頷いて、じゃあなー、と僕の肩を叩いて来た道を帰って行った。
カラオケは反対方向である。
こっちに来る意味などなかったのにこっちに着いてきてくれたあいつらは、好きだ
少し申し訳ないことをした。
山田三郎は山田二郎や山田一郎に比べ酷く怖いようには見えないし、別に断ったからと言って暴行を加えられることは無い。
それでもやっぱり、このブクロの頂点にたつBuster Bros!!!の1人が言うことに反抗するのは無理だし、
第1Buster Bros!!!の中では怖くないと言っても普通に山田三郎は俺たち中学一年生よりは2つ上の先輩であるし、
ブクロの頂点であることは間違いないので怖いのである。
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作者名:ふふ | 作成日時:2021年2月24日 22時