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「え、あ、、Buster Bros!!!の…」
ぼんやりと僕を上から下までじっとみた
なんでここにいるんだろう…ってことかな
そのまま独歩さんはなにか話すことはなく僕をぼんやり見つめるばかり
さすがに僕もこのままは居心地が悪いので先生を見やる
先生もちょっと苦笑いをした
「彼は私の患者ですよ。
訳あって話すことが出来ないので、少し気にして上げてくださいね」
僕は独歩さんに少し頭を下げた
「え、あ、ご、ごめんなさ…すみません!
そうとは知らず、え、あ、先生と同じラップチームの麻天狼に所属しております観音坂独歩です」
よろしくお願い致します!!とヘコヘコ頭を下げる彼は少し情緒不安定だった
僕ももう一度頭を下げて、挨拶はそこで終わりにしてもらった
このまま終わりを決めないと永遠に続きそうな気がしたから
「それではお昼にしましょうか。何か食べたいものは?」
先生は僕を見た
食べたいもの…
これ、多分先生は僕に奢ってくれるよね?
中学生に自分の分を払わせるっていうのも外聞が悪いし
決めにくいなあ…
僕は独歩さんに目線を向け、こてん、と首を傾げた
「あ、、えっと…俺は…て、、天気がいいですし、コンビニでおにぎりでも買って外で食べるっていうのは…いやいやいや、すみませんコンビニ食なんて良くないですよね成長期の男の子がコンビニでたり」
グッと独歩さんのジャケットを引っ張って無理やり彼の言葉を止める
先生に視線をやれば先生は優しく笑って頷いた
「天気は確かにいいですし、コンビニで何か買って外で食べましょうか」
「え、あ…はい」
独歩さんも優しく笑った
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作者名:ふふ | 作成日時:2021年2月24日 22時