【wrwrd】転生したので無能が抗おうと思います。 (ページ5)

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◇５話◇ ページ5

自分の隣に写って居る者にはグルッペンという文字が。その隣にはシャオロン。手前にしんぺい神。奥に兄さん。オスマン。チーノ、ひとらんらん。
皆の愛称？のようなものなのだろう。
14人に囲まれて、真ん中に写っている自分は幸せそうに笑っていた。

その姿を見て、小さな笑みがこぼれた。

さっきの緑の脅威はゾムというらしく、
部屋を間違えてしまった茶髪はショッピ、片目の隠れたメガネイケメンは鬱先生と言うらしい。

次のページをめくると、ずらりと文字の並んだ日記が書かれていた。読みやすく少し癖のある字。
ペラペラとページをめくって、目に付いたのを読んでいた。

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8月12日

書類の溜まっていたグルッペンにトントンが怒って、2人で徹夜してた。
眉間に皺を寄せながら作業してたグルッペンは見物だったなぁ。

8月13日

大先生が彼女と別れたらしい。
それも3人。
いっぺんに別れて笑った。
そこに居合わせた童貞、ロボロとエミさんは煽り散らかしてた。
トンちが居たらもっと修羅場だったろうな。

8月15日

夏の間に、海に行こうという案が出た。
皆が自室で水着を探しはじめて、お披露目会をした。
着るのは面倒とか言う理由で、水着を見せ合うだけだったけど。
ロボロのコーラルピンクの水着とシャオロンの黄色の水着の模様が、まさかのオソロ。
やっぱ2人仲良いなって改めて感じた。

8月16日

医務室に遊びに行った。
しんぺいさんに怪我でもしたかと心配されたけどガン無視かましてやった。
やっぱり、医務室の電気の色といい微々たる薬品の匂いといい落ち着くわぁ。

8月18日

明日はついに海。
新しい水着も買って、ビーチサンダルも可愛いのを選んだ。
明日に備えて早く寝よ。

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あまりにも平和で、暖かい気持ちになる。