File08。「赤組」 ページ8
【りうらSide】
「…」
むす、と不機嫌オーラを漂わせていると、ひょこっと顔を覗かせてくる人が、一人。
「ないくん、近いんだけど。。」
「いやいや、いっつも女子にきゃあきゃあ言われながらキラキライケメンスマイル振りまいてるあのりうらが、女子に怖がられるほどの雰囲気をまとわせながら黄昏てたら声もかけるでしょ。」
「……ごめんもう一回」
「むりだよ((」
どしたの〜、といつもの猫撫で声で話しかけてくるないくん。
「どしたのと言われても……」
「言われてもー?」
………あなたが原因なんですが。
「ないくんに話す必要性は??」
「ある。ありありのあり子ちゃんやん」
「は?」
「ごめんって」
そんな会話を広げていると、クラスメイトがないくんを呼んだ。
「あ,ごめんちょっと行ってくるね」
そう言ってその子の元へ向かった。
「………」
ちょっと前までりうらとしか話してなかったくせに。
最近全然話してくんないし。
りうらの方が先に喋ってたのに、今だって。
いや分かってるよ!?別にないくんはりうらだけのものじゃないし、ただの友達だし!?カレカノじゃあるまいし別にそれは分かってるよ!?
……分かって、るんだけど……。
そんなことを1人で考えていると、急にひょこりと顔をのぞいてきたないくん。
「おーいりうらー。何1人で百面相してんのー」
「うっ、わぁ!?」
「え、うわって言った??今うわって言った!?泣」
「言っ………てない。言ってない」
「言ってない…のか…なら、いっか(?)えーじゃあなんで百面相してたんですかりうらサン」
「それもしてない」
「それはしてたよ」
言えませんが。ないくん独り占めできなくなって寂しいとか言えませんけど!?
「…別に?ないくんに関係ないし?」
「あっ、もしかして」
ないくんがにやにやと嫌な笑みを浮かべた。
「最近俺がかまってくれないから寂しいとか」
「!?!?!?」
まさかの図星で、何を言って良いのかわからなくなる。そんなわけ、と言いかけたりうらの言葉をないくんが遮った。
「……え、りうら?」
「っ何!?!?」
「…顔、赤……」
「は!?!?」
ばっ、と何となく顔を隠してみるけど、すぐにないくんに腕を引かれた。
「え、ちょっ、何?ほんとにそうなの?」
「や、別に、違うことも、ない、、です、、けど,,,」
ーーーーー
その後、2人は付き合い、ハッピーエンドでしたとさ☆
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兎和 - わ……白黒最高すぎる…ありがてぇ… (4月17日 22時) (レス) id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ - 狐雪すぅ。さん» リクエストありがとうございます!!頑張ってみますଘ₍♡̷ᐢ⸝⸝•༝•⸝⸝ᐢ₎੭̸‧˚ (4月10日 15時) (レス) id: 18a1ea9563 (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ - 兎和さん» まじすか!?!?名前似てたの申し訳ない……。コメントありがとうございます!! (4月10日 15時) (レス) id: 18a1ea9563 (このIDを非表示/違反報告)
狐雪すぅ。 - 面白い白黒ありがたいのだが病み系すきだしこういう書き方好き。リク:しょうちゃん病みもっかいお願いします… (4月7日 10時) (レス) @page39 id: b6852b2992 (このIDを非表示/違反報告)
兎和 - 初めましてー!作品名がリア友のあだ名と似てたから見にきました!白黒組ありがてぇ… (4月4日 15時) (レス) @page34 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさうさ | 作成日時:2023年7月9日 20時