File07。「るぅりーぬ」 ページ7
【莉犬Side】
つまらなかった。退屈で、窮屈で。居心地が悪かった。
毎日毎日同じ時間、同じ人、同じ場所で大人の言うことを聞いて、評価されて。
面白味の見出せない、そんな日々だった。
ーーーーーーー
「なーみんなでカラオケ行こうぜ〜」
毎日気楽に生きてそうな彼らが、羨ましくて仕方がなかった。
羨ましかったけど、彼らみたいになりたいだけではなかった。
「 … 」
『今日あったこと、気が付いたこと』という学級日誌のスペースが嫌いだった。
そんなものないから。何も思わないから。
ーーーーーーー
靴を履いて、外に出て。誰もいない校庭を歩いた。
今日は、イライラするほどに晴れていた。快晴だった。
「 … 」
その時だった。
「赤ッ!!!」
そんな声が響いて、思わず後ろを振り向いた。
誰もいなかった。
「黄色、紫、黒っ!!!」
ふわふわするような、落ち着く声だった。
普段大きい声なんて出さないのだろう、所々声が裏返っていた。
赤、黄色、紫、黒。
…俺の色、?
「、、、真っ黒、、、ッ!!!」
教室、だった。誰もいないはずの教室から、顔を出している人がいた。
俺と目が合うと、
「、、、やっと気づいた、」
そういって微笑んだ。
どくん、と何かが胸の奥で動いた気がした。
すると彼は教室の中に姿を隠し、一分と立たないうちに、靴箱から外へ出てきて、俺の前に立った。
、、、背、高。。
「…うん、赤。」
「、、、何、言ってるんですか、、、」
「、色言ってます。」
「あっ、黄瀬るぅと、一年A組です!」
ぺこ、と頭を下げるるぅと、、、、くん。
「俺は、莉犬、、、だけど。」
こんなに黄色い人クラスにいただろうか。
居た気がしなくもない。
「…赤、黄色、紫、黒」
「いやだから何それ」
「莉犬は、白がないんです」
それだけ言うと、「さようなら!」と手を振って俺の横を通りすぎていった。
、白?何のことかさっぱりわからない。
後ろを振り向いても、もうるぅとくんの姿は見つからなかった。
ーーーーーー
謎キャラるぅとくんを生成してしまった。()
白がないって意味わかるのかなこれ。
ハイライトの白と、快晴ってことで雲の白がないっていう二つの意味をかけてみました((
りくえすとください。(スライディング土下座)
りくえすとください。(ジャンピング土下座)
りくえすとください。(曇りなき眼)
りくえすとください。(幼子よりも輝く瞳で)
((((((((((誠実な願い))))))))))
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兎和 - わ……白黒最高すぎる…ありがてぇ… (4月17日 22時) (レス) id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ - 狐雪すぅ。さん» リクエストありがとうございます!!頑張ってみますଘ₍♡̷ᐢ⸝⸝•༝•⸝⸝ᐢ₎੭̸‧˚ (4月10日 15時) (レス) id: 18a1ea9563 (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ - 兎和さん» まじすか!?!?名前似てたの申し訳ない……。コメントありがとうございます!! (4月10日 15時) (レス) id: 18a1ea9563 (このIDを非表示/違反報告)
狐雪すぅ。 - 面白い白黒ありがたいのだが病み系すきだしこういう書き方好き。リク:しょうちゃん病みもっかいお願いします… (4月7日 10時) (レス) @page39 id: b6852b2992 (このIDを非表示/違反報告)
兎和 - 初めましてー!作品名がリア友のあだ名と似てたから見にきました!白黒組ありがてぇ… (4月4日 15時) (レス) @page34 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさうさ | 作成日時:2023年7月9日 20時