毎日がエブリデイ☆【utit】

File29。「さところ」 ページ29

【ころちゃんSide】

「うーん…。」
「柄にもなく悩んでいる」
「何でだよ」
「どしたん」
「いやそれがさぁ…」

はぁ、とわざとらしく重いため息をつく。

「だるw何w」
「クリスマスですよ？ねぇさとみくんクリスマスだよ！？」
「クリスマス…うん…？ん？」
「やっぱクリスマスは彼女欲しいじゃん！？」
「あー…ね？」
「最近なんかるぅりーぬ良い感じだし？莉犬くんだけは仲間だと思ってたのにさ！？」
「おぉ莉犬かわいそ」
「ってかシンプルにさ」
「おん」
「恋したいよね」
「草」
「いちゃいちゃらぶらぶきゃっきゃうふふを体験したいわけよ」
「ちょっとわかんないけど」
「目合ってどき！みたいな」
「あーね？」

はぁぁぁ、とまたまた大きなため息をつくと、何故かさとみくんが何かを考え始めた。
少し経って、ぱっと顔を上げたさとみくんが口を開く。

「じゃあ俺で良いじゃん」
「……は？」

全思考回路が停止した。今なんて言ったこいつ。
たっぷり２０秒くらいフリーズしてようやく口を動かす。

「え、何…何言ってんの…」
「？いやだから、俺で良くね？ふつーに」

…普通に？

「…ちょっと理解が追いついてないかな」
「えぇ？だから、」

ぐい、と腕を引かれる。何かを考える暇もなく、気づいたら目の前にさとみくんの顔があって。
ちゅ、と可愛らしい音を立てて唇が離れた。

「…っ！？っ！！？ッッ！？！！？//」

至近距離で目が合う。
バクバクと心臓が五月蝿く音を鳴らす。

「ほら。目合って…どき、だっけ？」
「えっ、あ…うぇ…っ！？//」
「ゔ…っ、その、聞き方はずるいと言うか何と言うか…」

ふは、とさとみくんが吹き出す。

「笑うなしっ！！//」
「はは、wごめんごめんw」

「＿ころん」
「…何」
「俺と付き合って」
「…しょーがないなほんとさとみくんは！！//」

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クリスマスイヴだぁぁ！！
カラオケ行きました。
くりぼっちです。
クリスマスプレゼント(リクエスト)ください。

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